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ラブヘブン!?  作者: オペラオー
1/8

00直滑降プロローグ

「うあああああああああああ!」


落ちる!落ちていく僕の身体!

屋上からの自由落下。

心地よい浮遊感を楽しんでいる時間は……今の僕には無い。

いやだって落ちてるし!命綱とか無いし!

死ぬ!マジで死ぬ!


混乱する僕の思考は、しかしこれでも必死に回転していた。

だって僕の腕の中には……女の子の華奢な体が収まっていたのだから。

なんとかして……なんとかして彼女を助けないと!


その時、教室の上の窓が開いているのが目に入った。

――イチかバチかだっ!!


僕はとっさに開いた窓のサッシに手をかけ、思い切り身を反らした。

バリイィィィン―――!!

窓を思いっきり割って教室内に神風特攻……もとい突っ込んだ。

彼女をかばうため、華奢な体を抱きしめる。

机と椅子(と人)を盛大にふっ飛ばしながら、教室の端まで行ったところでやっと壁にぶつかって止まった。

ぐえ、とカエルが潰れたみたいな声が出た。

背中にハンマーで叩かれたような痛みが残る。あれ?それ死なない?ハンマーで叩かれたら死ぬでしょう普通!?

あ、やばい意識が……。

意識が、遠のいて……。

離れていく世界の中で突然、誰かが僕を抱き起した。

いや痛いんだけど。とか思っていたら、そいつは僕を抱きしめたまま思いっきりサバ折りにしやがった!

ぎゃああああああああ!!

薄れゆく意識の中に、先ほどの女の子の顔がフラッシュバックしてきた。

ああ、これが世に言う走馬灯ね……

―――はは、縁起、でも、ね、え…………


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