第五章 転校生は嵐を呼び込む
次の日、俺はいつもより早く家を出た。巳瑠亜や毬子とあまり会いたくなかったからだ。昨日の今日で普通に接しろという方が無理な話である。
いつもは賑やかな通学路を一人で歩く。たまにはこういうのもいいかもしれないと思いつつ俺はもう一つの目的だった公園についた。
あいつのことだ。もうきているはず。
俺はその人影を確認し、名前を呼ぶ。
「_____羽利」
「久しぶり、涼」
「ああ、久しぶり」
「日本に戻ってこれてよかった」
「そうなのか?」
「ええ。向こうはいろいろとだるくて。」
「まあ、今川グループのお嬢様だ。そのぐらいの我儘は通るだろ」
「ええ。否定はしない」
「お前変わってないな」
「そちらこそ、で合ってる?」
「ああ、合ってるさ。じゃあ早く学校行こうぜ」
「ええ」
今川グループのお嬢様、羽利とは、ちょっとした複雑な仲である。だからこそお互いナチュラルに話すことができていたる。
学校への道をたどりながら俺はチラリと羽利を伺う。ロングの黒髪をなびかせ歩くその姿はもうモデルといってもいいぐらいだ.
「ついたぜ、学校」
「ここ?」
「ああ」
「ちっさ......」
「聞こえてるぞ」
「あら、そう」
ガチャとドアを押し開け学校の中へと入る。帰国子女の羽利には日本の学校は初めてらしい。2年生に転入するらしくしかも俺のクラス。これはまた男子が喜びそうだなと考えつつ教室へと案内する。朝早くきたおかげか、人はいなかった。
「やっぱ、持つべきものは金とコネだな....」
この学校は羽利の親戚がやっている。しるといきなり
「ねえ、あなた彼女は?」
と唐突に質問された。は?という顔で見返してやるともう一度言われた。
「だから、彼女は?」
「いないけど....」
「そう...じゃあ私と結婚しなさい」
はあっ?と俺。どうして俺のまわりの女子はこうすぐ急展開させたがるのか...。
「はあっ?じゃないわよ。お父様が言ってたわ。涼くんとけ」
「ちょっと待とーか。俺、理解できてない」
「まあ、今日の放課後にまた聞くわ」
そう言うと自分の席につく。まるで一年の時からこの学校にいましたと言わんばかりの態度に後から来たクラスメイト達はびっくりしている。
その後先生からも紹介があり、羽利は無事クラスの仲間入りを果たした。
そして、放課後がやってきた。
いやあどうもライトマリンです。
もう話がどこにいくのやら。
読んでくださってくれる方がもう神に見えます。涙でキーボードが見えfgなysいhづ...!
感想などなど待ってます。
感想とか来たら作者相棒のiPod touchの前で踊り狂うかもしれません((笑
見てくださったかた本当にありがとうです。