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第二十六話 一番のユニフォーム

作者:さっちゃん
最新エピソード掲載日:2026/06/05
引退まで、あと一週間。

練習試合も、試合も、一つずつ終わっていく。

終わりが近づいている事が、どうしようもなく切なかった。

一年生の頃は、ポジションが定まらず悩み続けた。

二年生では肩を壊し、前が見えなくなるような絶望も味わった。

ベスト4まで進み、新しい景色が見えた気がした事もあった。

後輩達との関係に悩み、苦しくなった事もあった。

私の感情は、いつも忙しかった。

だけど今思えば、その全部が大切な思い出だった。

どの出来事も、今の自分には必要だった気がする。

そして迎える最後の大会。

私のユニフォームは、一番だった。

私は、このユニフォームに相応しい自分になれたのだろうか。

色んな想いを抱えながら、私はユニフォームをぎゅっと抱きしめた――。
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