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アイ ドント ラブ AI!!  作者: 花園三京-Chan-
2日目の始まり

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不在者

YOH同窓会TIPS


姫野県は陽国の南西に位置する四県からなる島の県の内の1つだ。

2035年1月15日 11:00


丸鶴市内


□越智 歩緒生あおい


「本当に誰もいないのってマジウケる」


1時間前。姫野県を抜けるまではそう思っていた。

現在、私はホテルの車で自動運転で無いものが何故かつかえたので人狼ゲームを抜け出して姫野県から東へ。

友達にちょっと自慢したいからと言う浅はかな理由で合宿免許でATオートマ限定を取っていてよかったなと思いつつ高速道路を走らせていた。

高速道路を取り締まる警察もいないだろう、なんだったら人がいるんだったら捕まった方がちょうどいい、という軽い気持ちで車を法定速度以上で走らせていた。


陽国で一番小さい都道府県、宇田県の丸鶴市まで来ていた。


(まさか、本当に誰もいないなんてね、姫野の外まで。)


この仮想の世界には限界がある。

それは、ゲームの世界で端っこがあるのと一緒。


絶対にシステム的に行けないか強制的にゲームオーバーになるかの2択のような淵がある。

その淵にたどり着いたらなんだかうまい具合に助かるんじゃね?って思ってた。


自分的には、あの仮想世界は

①梅山市内

②姫野県内


どちらかにあると思っていたので、まさか丸鶴まで来れると思っていなかった。

丸鶴のインターチェンジで降りて、丸鶴市を走る。

ここも梅山と一緒。


人の気配を感じない。

自分の考えが浅はかだった?

もしかして、この世界は陽国全体、もしかしたら地球全体で用意されている…?


そんな不吉な予感が走る。

小学生の時、親と喧嘩して森の方まで家出したときのことを思い出す。

真っ暗の中周りには誰もいない、ところどころで獣の気配がする。

そんなときの恐怖。

怖くて怖くてひたすら泣きじゃくってたあの時。

あの後は、、、そうだ、探してくれていた近所の岩井のおじさんに見つかったんだった。

こっぴどく叱られたあと、コンビニでアイスを買ってくれたんだっけ。


もちろん、今は昼だし獣の気配もしないのだが。

陰湿な不気味さが漂っていた。

そして、コンビニによってもあるのは棚だけで商品は一切存在しない。


(お腹減った~)


隣の県まで来ても食料調達のめどが立たないをいうことはやっぱり私たちの食料減はあの居酒屋のテーブルだけ。

孤独感と空腹感に耐えられるうちに戻った方がいいだろう。

クラスのみんなが許してくれるかどうかわからないけど。

まあ何とかなるでしょう。



引き返そう、そう思ってコンビニの中から駐車場へ引き返そうとしたとき。

私の視界に人影をとらえた。


「──誰?」


慌てた私はレジにおいてある2個あるカラーボールのうち一個をその人物に向けて投げる。

運動能力は平均以上と自負している私。

ボールはその人物の胸元へ向かっていったはずだった。


しかし、その人物の動きは素早くよけられてしまう。

結果、カラーボールは外で破裂して、駐車場の地面を染めた。


もう一個を手に取ろうとしたとき。

その人物が急に間合いを詰めてくる。

二個目を手に取ろうとした瞬間──


その人物は狭い空間を意に介さないように私の後ろへと回り込む。


(ボールは間に合わない)


左腕で肘鉄を食らわせようと思った瞬間─私はその人物に口元を背後から抑えられた。

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