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アイ ドント ラブ AI!!  作者: 花園三京-Chan-
2日目の始まり

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寝不足の朝

YOH同窓会TIPS


瑞樹みずきが起きた辺りに靑井あおいは配信を止めたらしい。

因みに、同室の愛聖まりあはとっくに寝ている。

2035年1月17日 9:00


居酒屋


□伊藤 瑞樹みずき


ふわああああ


と情けない声、正確に言うとあくびをしながら居酒屋に入る。

二文字の方のやまあおのおかげで昨日はよく眠れた。


と言っても6時間も寝れてたいのだが。

入国審査官という職業柄、俺には集中力が求められる。

なので、普段は7時間半くらいは寝てるんだよな。

アラームをかけてたのに遅刻ギリギリとなってしまった。


そのせいで起きてからソッコー来たから、もしかしたら寝ぐせとか立ってるかもしれん。


「ずいぶんとのんびりな朝だね。瑞樹みずき。」


昨日と同じく山口が出迎えてくれた。

真面目な彼らしく身だしなみはちゃんと整えている。


「いかんせん、寝不足なものなんでな。」


昨日と同じ席に座って、朝食を食べることとする。

寝不足のせいであまり食欲ないんだよな。

ここはプロテインましましのゼリードリンクにしておくか。

あとはホットコーヒーを頼もう。


瞬時に出てきた朝食のゼリーを飲み干す。

数時間ぶりの栄養が身体中を駆け巡り脳にまで達する感覚。


ようやくシャキっと目が覚めた。

ホットコーヒーでカフェインを摂りながら辺りを見渡す。


俺以外に来ているクラスメイトは山口だけ、か。

おいおい2日目にして時間通りにきたのは2人だけかよ。

まあ、正式なゲーム開始は9時だから良いんだけど。


直ぐ近くでボーっとしている山口が目に入る。

今日はやけに静かだな。

そう思いつつ彼の目線を追うと。


居酒屋の奥。昨日アイドルの方の佐藤が座っていた席だった。


そういえば、あいつログアウトってか処刑されたんだったな。

脳に栄養がいきわたってようやく山口のテンションが低かった理由がわかる。

昨日いたはずの人間がいなくなる。


本当に24時間前にはそこには一人で下を向いている佐藤がいたはずなんだよな。

そんな沈黙を破ったのは次に来た五百旗頭いおきべだった。


「…よう。なんか葬式みたいだな。まあ、昨日の今日だ。無理もないが。」


「そういう君も寝坊は珍しいね。」


「俺も初めての事態だったからな…逆に茶兎さとと伊藤は時間通りに来たのか?」


「恥ずかしながら、俺はギリギリ。ちゃんと来てたのは山口だけだ。」


茶兎さと。真面目なのは良いだろうが、あまり背負い過ぎるなよ?」


確かに山口にかかる負担は相当なものだ。

この異常事態でクラスメイトの指揮を執っている。

これが乱れるようなことが無ければいいんだけどな。


「大丈夫だよ。」


「…まあ、本人が言うならその通りだろ。

うし!気分上げるために久々に豪遊するか!」


何を言い出すのかと思ったら、朝から豪勢な食事をするという意味だった。

普段あまり肉を食べるイメージがないの五百旗頭いおきべだが肉をオーダーする。


ちょっと待って、それ梅坂牛のステーキ。

え、最高に贅沢だけどまだ朝だぞ?

あ、米まで出てきた。ちょっと待ってなんか炊飯器丸ごと出てきてない?


そんな食いっぷりに俺のお腹もぐぅ~となる。

五百旗頭いおきべほどでもないが、俺も生き残るためにちょっとスタミナ付けるか。

ちょっとチャレンジで…


「牛丼大盛!」


牛丼を書き込む俺とお行儀悪く炊飯器ジャーに肉を載せて豪快に朝ごはんを食い尽くす勢いの五百旗頭いおきべを山口はやや微笑みながら見ていた。

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