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アイ ドント ラブ AI!!  作者: 花園三京-Chan-
それぞれの作戦

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春色 ヒカリ

YOH同窓会TIPS


愛聖まりあの家族もVTuber業界には詳しくない。

配信告知が出た時に本当に自分の娘かどうかを疑ったようだ。

2035年1月17日 19:00


愛聖まりあの部屋


□宇都宮 愛聖まりあ


初配信自体は昨日やったんだけど、それとはまた違う緊張が私のことを襲う。

昨日は顔出しの初配信で、私は宇都宮 愛聖まりあとして配信をしていた。

だけど、


今私の目の前に映っているOBSには私じゃなくて可愛い女の子のアイドル。

春色 ヒカリが映ってる。


初配信告知はしたから、多くの人が集まってくれて…るんだよね。

時間も仕事終わりの時間帯に入ってきているだし。


枠のタイトルは靑井あおいに引っ張られてそのまま

『初めまして!春色 ヒカリです!!』

にしちゃったからな…


すごく恥ずかしい。

というか普段通りに話していいんだよね?

こんなことだったら靑井あおいに聞いておくんだった。

というか、靑井あおいの配信をもっと真剣に聞いておくんだったな。

何か参考になるかもしれなかった…

今も配信しているはずだから覗きに行こうかな…

いや、でももう時間だ。やるといったからにはやらないと。


そう思ってい入るのだけど。

息を整えて『配信開始』ボタンを押そうとするけど、その手が震える。

まるで昨日の配信開始の時みたいに。

えっとOBSに設定ミスないよね?

行けない行けない、考えが逃避の方向に行ってしまっている。


息を整えて覚悟を決める。

これからの私は春色 ヒカリだから。


<配信開始>



「『初配信おめでとう』ありがとう!え?『かわいい』?ありがとう~~!」


うわ~VTuberってこんな感じなんだ!

私って靑井あおいとかと違って声がそんなに高くないからちょっと心配してたところがあったんだよね。

コメントを読んでいく感じという靑井あおいからのフィードバックを受けたから読んでいくことを意識して…


だけど、昨日よりも人は来てくれている実感がある。

まあ、昨日普通に配信をしていた人が今日VTuberやってたら話題もあるか。


「え~と『アイドルってことは歌うの?』。うん、デビューに当たって、ちょっと練習していた曲があるんです。」


そう、「アイドルだったら歌わなきゃね!」ってことで靑井あおいがどこからともかくAIを使って作詞と作曲していたんだった。

私芸能関係全然わかってないけどAIって結構使えるんだな…ということが分かった。

本人曰く「今回のは営利目的じゃないからいいの!緊急事態だから!!」

らしい。

多分、普段使ったら人間の仕事を奪ったやらなんやら言われるのだろう。


そこのところはよくわからなかったし、すごく興奮している靑井あおいに声をかけるわけには…ってことで配信告知をやってからずっと歌の練習をしていた。

歌が下手っていう自覚はないんだけど人に聞かせるとなると話が変わってくるんだよね。



山田 靑井あおい


「うんうん!いい感じ~!」


愛聖まりあの歌声を聞きながら私はつい興奮してしまった。


私は今配信を聞いている…というよりかは配信をしているが、それは自分がコンテンツの配信ではなくて愛聖まりあ、いや今はヒカリと呼ぶべきだろう。の配信がコンテンツだ。

他のクラスメイトの配信を自分の配信画面上に移すことが技術的に可能であったので今は同時市長配信となっている。


もうAIとか頼ったけど実質私が育てたみたいなものだからな…


『普段の配信より輝いてて草』

『タレントよりプロヂューサーのほうが向いているのでは…』

『あれ、これってデスゲームの最中ですよね?』


コメントでそんなことを書かれてしまっているが、これも今だけ。

私の過去を受け止めてくれた愛聖まりあに対する最大限の恩返し。


「いや~可愛くなったねぇ。せっかくだからコラボ配信とかできるようになったら一緒にゲームしたい!」


そう言いつつ愛聖まりあの歌声を最後まで聞いていた。

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