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アイ ドント ラブ AI!!  作者: 花園三京-Chan-
終盤の心理戦

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呼び出し

YOH同窓会TIPS


歩緒生あおいと朝顔、栞鈴まりんのグループは基本的に歩緒生あおいがリーダーとして回っている。

だが、暴走機関車過ぎて他の2人を置いていくことも…

2035年1月17日 18:12


居酒屋


□越智 歩緒生あおい


「ちょっと私、眠くて…」


そういうと朝顔あさちゃんは、周りを見渡して寝転がれるところを探してくれるそぶりを見せてくれた。

栞鈴まりんも寝てもいいよというオーラを出してくれている。


「ちょっと待って。」


それに待ったをかけたのは、落合さんだった。


「彼女は確かに有益な情報を持ってきた。この電脳世界に私たち以外の人間がいないということを。だけど、それだけで人間だとは確定できない。」


クラスの視線が集まる中落合さんは続ける。


「それでいいの?あなたはここで寝てしまったら議論に参加できなくなる。それにあなたのお友達みたいに全員があなたのことを許しているわけじゃない。」


周りを見渡してみると確かにクラスメイト全員がこちらに好意を向けているわけではないとわかる。

やっぱり抜け出したのは駄目だったのかな…


そう落ち込んでいるとと頬に冷たい感覚を覚える。

目線を上げると落合さんが何かを差し出している。


手に取ってみるとエナジードリンクだった。


「何もあなたがAIだって確定したわけじゃない。これから自分自身で確定させて。」


「…ありがとう」


私は小学校の時から落合さんをちょっと馬鹿にしていたところがあった。

休み時間でも何を考えているかわからなかったし。

だから、クラス行事の時でもなるべくかかわらないようにしていたんだけど…。


(意外とかかわってみるといい子なのかもしれないな…)


それも、AIじゃなかったらの話、なんだよね。

残念だけど、今日一日私には誰がAIっぽかったかという判断する材料がない。


そこまでのやりとりを見てか見ないでかわからないが、茶兎さとくんが2回手を鳴らす。


「人工音声からは何も指示がない。だから昨日と同じような模擬投票というシステムは使えないだろう。ここは挙手制というわけにはいかないだろうか?」


「山口…昨日は匿名性が担保されてたからみんな模擬投票をやったんだ。挙手制は…紙に書いた投票とかどうだ?」


茶兎さと君の提案に瑞樹みずきが反論する。

だからと言って紙というのは前時代すぎるっしょ


「だけど昨日最終的には3つのグループに分かれたんじゃん」


幸司郎こうしろうのいうことも一理あるかな

私は百合りりぃがAIだと思うグループに所属してたし。


昨日は確かに最初のほうは模擬投票で誰に投票しているかわからないようにしてたけど、最終的にはみんながそれぞれの立場を表明していた。

そうすると挙手制というのもあながち真っ向から否定される意見でもないってことかな。


「もしかしたらだけど…」


場が静まり返った時、茶兎さとくんがふと声を上げた。


人工音声やつって呼び出せたりしないかな?」


呼び…出す?


「いつも見てるんだろう?もし反応できるなら反応してほしい」


いやいやこっちに干渉してくるなんてありえないって。


『何かお困りなことでもございますか?』


って反応したー!

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