性格極悪美少女探偵と狙撃事件
綺羅は口を噤んだ。
が、功一が「あー、箱嶋って人」と告げた。
綺羅は再び脛を蹴った。
全く口が軽い奴である。
あの約束を守れるのか?
やはり信用したのは間違いだったか。
そう綺羅は心で突っ込んだ。
聡は目を見開くとふっと笑って
「ああ、なるほど。なら信用していい」
と独り言のように呟き
「じゃあ、早速防犯カメラだな」
と店の前に行くと中へと入って行った。
そして手帳を見せ
「先日の狙撃事件の調査で防犯カメラの映像を確認したいのですが」
と告げた。
店員は慌てて頷いて中へと案内した。
綺羅と悠と功一も聡と共に奥のスタッフ室へ入ると防犯カメラの映像を見た。
事件が起きる前後1時間。
特に狙撃と同時に場所が割れたので逃げるために急ぐ必要があったので、一時間もその場にいたとは思えなかったのである。
綺羅はじっと見つめハッとすると
「止めろ!」
と告げた。
店員は驚いて止めた。
綺羅は問題のビルの出口を指差し
「こいつだ」
と告げた。
功一は映像の映るゴルフバックを抱えた男性を見て
「?ゴルフに行くんじゃないのか?」
と聞いた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




