性格極悪美少女探偵と狙撃事件
飛鶴はあっさり
「何を?」
と聞き返した。
綺羅は飛鶴を見つめ
「あの時、何故」
賀川辰雄の名前を出した?
「他にも3人いたのに」
その理由を聞きたい
と告げた。
飛鶴は麦茶をそれぞれに置きながら
「君も何か感じているんじゃないのかな?」
と言い
「神在月さんと賀川さんはある事柄で共通側にいる」
と告げた。
綺羅は身を乗り出すと
「その事柄とは?」
と聞いた。
悠は慌てて
「綺羅」
落ちついて
と抑えた。
飛鶴は少し笑って向き合うように座り
「それを教えるには君がその二人の名前をどこで知り、共通項を見出したのかを知りたい」
それが俺の思うものなら教える
と告げた。
「君たち二人の重要事項も含まれている」
綺羅はあの一覧に黒崎悠里と玲の名前があることに閃き
「…わかった」
と言い
「川瀬ひかりという女性から一覧を受け取った」
そこに載っていた
と告げた。
飛鶴は少し考え
「川瀬ひかり…そこには君たちの母親の悠里ちゃんもいた?叔父の玲くんも」
と聞いた。
悠は驚いて
「え?母さんのことを知っているんですか?」
しかも叔父さんも
と聞き返した。
飛鶴は頷いて
「知ってるよ」
と言い、驚いて悠を見ている功一に目を向けた。
「彼に聞かれて良いの?」
悠は功一を見ると
「はい」
功一は俺の親友ですから
と答えた。
功一はそれに
「絶対に口外しません」
と答えた。
「悠が俺を信用してくれたんだ」
裏切らない
飛鶴は笑みを浮かべて
「良いね、俺の親友を思い出す」
君たちを信用する
と言い、綺羅を見ると
「その一覧が何処まで網羅しているかは分からないけれど黒崎悠里と黒崎玲」
そして神在月直に賀川辰雄はある組織に命を狙われている
と告げた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




