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性格極悪美少女探偵と狙撃事件

悠は綺羅を見ると

「綺羅は良いか?他の人も一緒だけど」

と笑顔で告げた。


綺羅は頷くと

「構わない」

と短く答えた。


その週の日曜日。

9月に入って二週目の日曜日の朝に東都電鉄四辻橋に集合しパーフェクトクライムの資料集の撮影場所である文京区の公園へと向かった。


既に撮影のセッティングは進んでおり、父親の皐月勇仁も服を着替えてメイクもセットも終わって準備万端という具合であった。


公開撮影会なのでその事をドラマのサイトなどで知ったファンなどが詰めかけておりざっと見ただけでも200人以上が携帯やカメラを手に撮影が始まるのを待ち構えていた。


綺羅はその人垣から少し離れた場所に立ち携帯を見て

「公開撮影会は10時30分からだからな」

凄い人だかりだな

とぽつりと零した。


悠はにこりと笑って

「肩車しようか」

綺羅見れないからな

と告げた。


本気なのだろう。

だが。


綺羅は首を振ると

「悠でもそれは断る」

今日はスカートだ

と告げた。


功一はそれに

「確かに股広げては流石に…綺羅でもなぁ」

と告げた。


「綺羅ちゃんは特にでしょ」

女の子だものスカートでは辛いわ

と港斎が言った。


「そうよね、こういう時は皐月君でもデリカシーないのね」

と頷きながら天宮櫻子が告げた。


悠はウッと言葉に詰まると綺羅を見て

「ごめんな、綺羅」

気が回らなくて

と謝った。


綺羅は首を振ると

「悠が気を使ってくれたのは分かるから問題ない」

とにっこり笑って答え

「ここは身内の力を借りる」

とスタッフのいる方へと足を向けた。


その時、勇仁のマネージャである御蔵宏司が綺羅たちを見つけて裏から姿を見せた。

「悠くんに綺羅ちゃん」

来てくれたんだね

「勇仁は張り切りそうだ」


悠は困ったような笑顔で

「あの、この人垣では綺羅が」

と目の前に人々の背中を見た。


宏司は集まっている功一や他の面々も見て

「彼らは友達?」

と聞いた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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