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極悪少女とビスクドール ~一回きりだぞ約束は!~

悠は驚いて

「綺羅、それは分かるけど」

と呟いた。


綺羅は頷いて

「こういうことだ」

と二枚の紙の平仮名を全て消し去った。

「天自王求人正義公平代黒火重力手入」


全員がそれを見つめた。


綺羅は更に

「一枚目の丸の付けられている漢字を消す」

と告げた。

「天王求人義代黒火重力手入」


鮎原はそれを見て

「…これって…まさか…」

とチラリと厚村を見た。


綺羅は鮎原を一瞥して直ぐに

「後は組み合わせだ」

と告げた。


綺羅は頷いて

「一つとしてはそのまま『天球儀 代黒火動 入手』とか…まあ一部を辺として考えれば黛勲の方が合うけどな」

と言い、蒼褪める厚村を一瞥し

「天球儀は黛勲という人物が入手したことを示している文章とも読めるな」

と告げた。

「これで借りはチャラだからな」


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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