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極悪少女とビスクドール ~一回きりだぞ約束は!~

綺羅は少し考えて

「わかった」

けど

「明日の暗号解読が終わってからでいいか?」

それまで悠は知らないでくれ

「絶対に話すから」

と約束をしたのである。


悠は指を出すと

「じゃあ、指切りな」

と告げた。


兄には敵わないのだ。


翌日、綺羅は授業を終えて校門に立つと覆面パトカーでやってきた厚村と鮎原と功一と悠と共に川瀬ひかりの事務所へと向かった。


彼女は個人の弁護士事務所ではなく谷あやめ女性弁護士事務所に勤めていた。

他にもオーナーの谷あやめを始めとして総勢7人の女性弁護士が勤める事務所であった。


川瀬ひかりに谷あやめ。

そして、門崎里子、吾妻沙羅、田中瑞枝、豊島櫻子、村尾りんだ、の5人である。


彼女たちは全員揃っており、厚村たちを出迎えた。

厚村は6人を見ると

「では、暫く失礼します」

と言い黄色のテープを張った進入禁止になっている部屋へと入った。


扉を閉めて綺羅を見た。

「ここが彼女の部屋だ」


綺羅は部屋を見回し送られてきた人形と同じビスクドールに目を向けるとそこに飾られている紙で作られた天秤とヒマワリを手に伸ばしかけた。

「指紋採取は済んでいるんだろうな」


鮎原は「お」と言い

「さすが綺羅ちゃん」

ちゃんと終わってますよ

「部屋全ての指紋を採取してますからね」

と答えた。


綺羅は手に取りながら

「触って犯人扱いされても困るからな」

と言い、天秤の紙を広げた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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