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極悪少女とビスクドール ~一回きりだぞ約束は!~

悠は紙の裏に書かれていた文章を見て目を見開いた。

『綺羅ちゃんへ 玲さんと同じ黒崎家の血を受け継いだ貴方にUSBを託します。それから玲さんの為に天空の花園に花束を手向けてあげてください』


悠は綺羅を見て

「このUSBを見るためにパソコンを?」

と聞いた。


綺羅は頷いた。

「送り主はやはり川瀬ひかりだ」

誰かに知られたら悠や父さんに危険が及ぶ

「それに俺には興味がない」


…花束くらいは手向けるつもりだが…


悠は息を吐き出し

「綺羅も危険だろ」

厚村さんや鮎原さんに話した方が良いと思うけど

「刑事さんだから力になってくれる」

と告げた。


綺羅は厳しい表情をすると

「それはダメだ」

警察は信用できない

と告げた。


悠は綺羅を見つめた。

綺羅は強い視線で見つめ返した。


悠は息を吐き出すと

「わかった」

と言い

「それでUSBの中身見たんだろ?」

と聞いた。


綺羅は頷いた。

「だが、悠は見ない方が良い」

見ると引き返せなくなるかもしれない


悠は腰を下ろして綺羅の顔と正面で向き合うと

「綺羅」

と名前を呼んだ。

「綺羅はどうなんだ?」


綺羅はキュッと唇を噛みしめた。


悠はジッと見つめ

「綺羅が俺や父さんを大切に思うように俺や父さんも綺羅を大切に思っている」

だから

「綺羅が危険だと思うことは俺に教えて欲しい」

家族だから

「綺羅は俺にとってただ一人の妹だからな

と微笑んで告げた。

「大丈夫、綺羅が思うほど俺は柔くないぞ」

最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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