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極悪少女とビスクドール ~一回きりだぞ約束は!~

綺羅はじっと見つめ

「黒崎悠里は母だ」

そして叔父の黒崎玲か

と言い

「母の日付けは5月27日で黒崎玲は6月8日か」

と呟いた。

「これは…」


綺羅はファイルをパソコンにダウンロードして功一が勧めてくれたUSBメモリの方にコピーすると送られてきたUSBメモリは触らずにハンカチで拭いて指紋を消すとビスクドールの元々隠されていた場所へと戻した。


「万が一ということがある」

俺が気付かずに持っていたことにすればいい


そう呟いた時、悠の声が響いた。

「綺羅!」


綺羅は冷静を装って部屋の戸を開けると

「なんだ?」

とリビングに姿を見せた。


悠は携帯を手に

「いま功一から電話があって厚村さんと鮎原さんが功一と一緒にこっちに来るって」

夏休みの借りを返してもらいたいって

と告げた。


綺羅は「こんな時に」と舌打ちし

「わかった」

と言い、悠を見ると

「そうだ」

人形が送られてきたことは言わないでくれ

と告げた。


悠は頷いて

「わかった」

と答えた。


外は夕暮れ時で町は朱に染まっている。

功一と厚村日向と鮎原静音が来たのはそれから10分程してからであった。


悠は三人をリビングに通すと彼らが椅子に座るのと同時にお茶を出した。


綺羅は厚村を見ると

「それで」

と聞いた。


鮎原は愛らしい美少女の綺羅を見て

「相変わらず可愛いのに」

と小さくクスッと笑った。

「綺羅ちゃんは何時も可愛いね」

しかも頭が良い


綺羅は目を細めると

「…そうか」

だが見目と頭脳に関して相互関係は余りない

と冷静に返した。


…。

…。


悠は「きっとそう言うことじゃないと思う」と心で突っ込んだ。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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