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極悪少女とビスクドール　～一回きりだぞ約束は！～

飯島功一の実家である別所温泉にある飯島旅館でお盆まで過ごし、帰宅すると涙ながらの父親、皐月勇仁に出迎えられた。

「お帰り、マイスイートエンジェルズ」

寂しかった

ギュウギュウと抱きしめられ綺羅は

「本当に親バカバカだな」

と心で呟いた。

悠は笑顔で

「お父さんにお土産買ってきたから」

と手に持っていた紙袋を見せたのである。

ただ、綺羅の一つの気がかりは行きがかり上とはいえ厚村日向と交わした約束である。

『一回だけ協力してやる』

武士に二言はないではないが…今度、協力要請されたら協力するしか選択筋が無いのが不満と言えば不満であった。

９月初めの日曜日。

その時が早々にやってきたのである。

パーフェクトクライムの資料集

最後までお読みいただきありがとうございます。

続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。