65/148
極悪美少女の夏休み ~一宿一飯の恩義だ手伝ってやる~
宿に集まっていた警察や報道関係者も波が引くように姿を消し、台風一過のような静寂が訪れた。
綺羅はその後に訪れた厚村と鮎原に
「礼は言っておく」
助かった
と言い
「一回だけは協力してやる」
と付け加えた。
悠は二人に
「本当にありがとうございます」
と笑顔で告げた。
功一も笑顔で
「本当に本当にありがとうございます」
俺はこれからも協力しますので!
「この恩を返すためにもがんばりますから!」
と告げた。
その日の夜食は功一の伯父からのサービスで豪勢な料理であった。
三人はそれを堪能し、夏休みの仕切り直しを誓うのであった。
そう、まだ休みは始まったばかりであった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。