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極悪美少女の夏休み ~一宿一飯の恩義だ手伝ってやる~
綺羅は頷いた。
「警察は容疑を掛けれそうな存在を見つけると直ぐに他に目がいかなくなるからな」
…。
…。
悟志は心で
「やはり一番大人に見えるぞ」
この少女が
と呟いた。
幸次も同じことを思いつつも
「でもそう言う傾向性があるのは事実」
と心で突っ込んだ。
2人が立ち去ると功一は実家に電話をして綺羅も悠も泊まらずに帰る予定にしていたのだが、伯父が『心配しなくて大丈夫だ』とゆっくりすることを進めたので3人は一泊して翌日に宿へと戻った。
綺羅はその帰る途中に功一に
「おい、その二人の宿泊記録全てを見せるように言え」
宿のパンフレットを残したということは何かあるんだ
と告げた。
功一は頷いた。
「今回は悪かったな」
悠に綺羅
「でも、お前達を連れてきて良かった」
悠は微笑み
「俺も力になるから」
頑張ろう
と告げた。
綺羅はフムッと息を吐き出し
「…頑張ろぅ…」
と小さな声で呟いた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。