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極悪美少女の夏休み　～一宿一飯の恩義だ手伝ってやる～

綺羅は目を細めると

「その女も襲われたってことか」

と言い

「それでその高槻千里という女と水島明良との関係は？」

と聞いた。

悟志は手帳を見ながら

「高槻千里は３８歳でブティック経営をしていて、水島明良は３９歳で銀行の融資の営業をしている」

と告げた。

「接点は高槻千里のブティックは水島明良の勤める銀行から融資を受けているということだ」

綺羅は頷き

「そうか」

と言い

「他の接点はないのか？」

と聞いた。

悟志は目を瞬かせて

「というと？」

と聞いた。

綺羅は目を細めると

「二人ともが襲われたというなら二人の関係者であることは間違いないと思う」

同日によく似た場所で二人が襲われた

「ただの融資銀行の営業とブティックのオーナーという関係だけなら二人を同時に襲う理由が湧く人間はないだろう」

他に二人の接点があって

「それが原因ということはある」

もちろん二人の原因となる接点の切っ掛けが融資というのは良くあることだが

と告げた。

悟志は「確かに」と呟いた。

「今、二人が彼の実家である宿屋に宿泊したことがあるかどうかとそこでのトラブルは調べている」

だが君の言う通りに他の方面からも調べてみることにする

最後までお読みいただきありがとうございます。

続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。