極悪美少女の夏休み ~一宿一飯の恩義だ手伝ってやる~
悟志は一瞬硬直し
「アレ?俺の聞き違いか??」
とじっと綺羅を見つめた。
他の人々も「あれ?幻聴??」と綺羅を見つめた。
綺羅はふぅと息を吐き出すと悠を見て
「手と服を洗った方が良い」
と告げた。
悠は頷くと
「そうだな、あの人…助かってくれるといいな」
と言い悟志を見ると
「あの、洗いに行ってもいいですか?」
その後で必要なら事情聴取を受けるので
と告げた。
悟志は彼らの悠の姿を見て
「あ、ああ」
気付かずに済まなかった
と言い
「先に聞き込みをして後で話を詳しく聞くので…連絡先を教えてもらっていいかな?」
と聞いた。
悠は頷いて功一を見た。
功一は鞄からパンフレットを出すと
「俺達ここで泊まってます」
と言い、名前を告げてその場を後にした。
悠は服を買って着替え、その後、歩いてロッジへと帰った。
功一は帰る途中も帰ってからも一言も声を発することが無かった。
悠はリビングで飲み物を功一に渡し
「大丈夫か?」
と聞いた。
功一はハッとすると
「あ、ああ」
大変だったな
と言い、再び口を閉ざした。
綺羅は悠から同じようにジュースをもらうと
「探偵志願が聞いてあきれる」
と言い
「安心しろ」
犯人がお前の旅館の人間ならあんなすぐわかる場所にパンフレットを置いていくわけがないだろ
と告げた。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




