極悪美少女の夏休み ~一宿一飯の恩義だ手伝ってやる~
そこへ伯父の一郎と美沙と璃々が姿を見せた。
璃々は一郎と美沙の娘で中学2年生であった。
彼女は悠を見ると
「功一兄さんもカッコいいと思ってたけど」
皐月さんは美形
とひゃーと叫んだ。
そして綺羅を見ると
「まるで人形みたいに可愛い」
やーん、可愛い可愛い
となでなでした。
綺羅はフッと酷薄に口元に笑みを零し
「功一よりもマシだが俺は人形ではない」
髪が痛いぞ
と心で呟き
「あの、よろしくお願いします」
とぺこりと頭を下げた。
「かー、疲れるぜ」
が心の声である。
挨拶が終わると功一は部屋へと悠と綺羅を案内した。
後は功一が言った通りに旅館の客という扱いであった。
翌日、功一は二人に
「せっかく長野に来たんだ」
色々見て回ろうぜ
と言い
「先ずは少し離れたところから攻めようか」
と告げた。
悠と綺羅は朝食を食べながら功一を見た。
功一はニヤリと笑うと
「先ずは美ヶ原高原に行こう」
車で一時間ほどなんだけど着いたらノンビリ散歩でもしようぜ
「道の駅や宿泊施設とか色々あるから楽しめる」
と告げた。
2人は現地を良く知っている功一にお任せすることにしたのである。
しかし、そこで事件に遭遇するとは思わなかったのである。
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。