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極悪美少女探偵登場…本人はやる気なし…

綺羅は悠の手を握りしめながら

「性格が可愛くないというのは功一の方が正しいが…何故か功一に言われるとムカつく」

と心で呟いた。


確かに自分の容姿は母親似だ。

可愛いとか綺麗だとか良く言われている。


だが。

だが。

だがしかしだ。


性格は極悪だと自負している。


この優しい兄の期待に応えられないのは本当に申し訳ないと思いつつも己の性格が悪いことを綺羅は自身で十二分に承知していたのである。


ただ、何度も言うがこの兄の引っ付き虫の功一に言われるとムカつくのだ。


綺羅は悠とオマケの功一と三人で歩きながら

「早く家に帰らないと父さんの番組見れなくなるな」

と呟いた。


悠はハッとすると

「そうだな、パーフェクトクライムの資料集が始まるな」

と言い、隣を歩く功一を見ると

「そう言えば、功一も観るんだろ?」

ゆっくりしていていいのか?

と告げた。


功一は時計を見ると

「あ、確かにやべぇな」

お前んちで見せてもらっても良いか?

と返した。


この飯島功一は探偵志望者なのだ。

数人の探偵志願者の友人たちと探偵サークルというのを作っており、それに兄の悠を引きずり込もうとしている悪い奴でもあった。


そのサークルの面々は日頃は綺羅と悠の父が主演を務めるパーフェクトクライムの資料集という連ドラを見て探偵の勉強しているらしい。

が、綺羅はフッと鼻で笑うと

「もうな、ドラマを見て勉強しようって時点で…あいつら全員迷う方の探偵になるからな」

と心でビシッと突っ込んだ。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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