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性格極悪少女とキーナンバー

功一は中に入りかけて綺羅を見ると

「どうした、綺羅」

何が分ったんだ?

と聞いた。


悠も驚いて

「綺羅?」

と呼びかけた。


綺羅は功一を見ると

「功一、お前の言う通りだ」

と言い

「被害者は一人じゃなかったんだ」

あのメモは芸術祭に誰かと合流して相手に伝えるためのモノだったんだ

と告げた。


日向は綺羅たちを中に入れて

「どういうことだ?」

と聞いた。


綺羅は彼を見て

「東都銀行の四辻駅前支店の恐らく貸金庫の鍵の番号だ」

純正の鍵には鍵メーカー名と番号が付いている

「REND、1F63UAは鍵メーカーの連弩社の1F63UA番の鍵という意味で合鍵を作る情報を渡そうとしたんだと思う」

と告げた。

「被害者が東都銀行四辻橋駅前支店に貸金庫を借りていないかを調べてくれ」


それに静音が「了解」と答えて部屋を出た。

日向は腕を組み

「もしそうだとしたら…売るほどの情報を持っていたということか」

と呟いた。


綺羅は頷いて

「そうなるな」

と答えた。


功一はフムッと考えながら

「何故だろう、綺羅が名探偵に見える」

と呟いた。


綺羅はそれに

「今頃か」

と心で突っ込んだが

「お前が名探偵になるんだろ」

と代わりに突っ込んだ。


功一はにっこり笑うと

「まあな」

と笑顔で答えた。

「問題は相手の女性だな」



綺羅は冷静に

「おい、何故女性だ」

と睨んだ。


功一は下の段の

「23は退けて一二三でひふみちゃん」

名前はひふみちゃんだ!

「だから女性」

とニカッと笑った。


綺羅は功一をじっと見つめた。

「お前」


功一はハッ!とすると

「あー、悪かった」

冗談だ、冗談

とバツが悪そうに答えた。


綺羅は首を振ると

「今日は冴えてるな」

と言い

「男か女かはわからんが」

語呂あての可能性はある

と日向を見ると

「被害者の身近に『二見一二三』とか『新見一二三』とかいう名前の人間がいないか調べろ」

と告げた。


悠は功一を見ると

「そうか、貸金庫の鍵を芸術祭に渡す相手の名前か」

凄いな!功一

と告げた。


功一は大きく頷き

「まあ、名探偵としては当然だな」

と答えた。


日向は笑みを浮かべ

「新見か二見だな」

と答え部屋を出た。


綺羅はそれを見送り

「あと、駅や東都製菓の防犯カメラのチェックもした方がいいな」

と告げた。

「一人で見て回っていたわけでなければ誰か側にいただろうからな」


そう呟いたとき扉が開き一人の男性が姿を見せた。

「やあ、君たちか」


悠と功一は驚いて

「「あ、あの時の特命警察官!!」」

と驚いた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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