極悪少女とルーツをたどる旅
綺羅は目を見開くと
「あ、その話…もしかしてその事件を起こした女の子の名前は茜って名前じゃ」
と告げた。
母親は綺羅を見ると
「え?爆発事件の子?」
と言い
「んー、そうだったかしら」
と答えた。
悠は慌てて
「あの、そのお話されたおばあさんは…今」
と聞いた。
彼女は笑顔で
「私の母ね」
那古野二丁目の実家で元気でいるわ
と返した。
綺羅は「会わせてくれ」と告げた。
「その事件を起こした人のことを知りたくて名古屋に来たんだ」
彼女は驚いて
「えぇ??」
と声を上げた。
悠も頭を下げた。
「お願いします」
満代はそれに
「お母さん、おばあちゃんに合わせてあげて」
私、この人たちが居なかったら叔父さんと事件を起こしてたかもしれないから
と告げた。
青年も頷いて
「姉さん、母さんのところへ行こう」
と告げた。
女性は戸惑いつつ
「わかったわ」
と答えた。
綺羅と悠はうどんを食べて彼女たちと共に店をでた。
悠は慌てて功一に電話を入れ事情を話した。
功一は頷いて
「わかった」
俺もそっちに向かう
「那古野二丁目だな」
と携帯を切った。
綺羅は悠と共に彼女たちの実家…坂口家に行き坂口佐代子という女性と対面した。
功一も途中で参加することになったのだが、隣に住んでいたというだけあって立花家のことを良く知っていたようである。
彼女は綺羅が見せた写真を見て
「あらあら、懐かしいわね」
そうそうこの子
「茜ちゃんね」
凄く綺麗な子だったのよ
「でも可哀想な子でね」
と告げた。
「立花さんは旦那さんの方は凄く優しくて良い人だったんだけど」
奥さんは性格がきつくて
「聡一君が生まれるともうその子ばかりで」
上手く行ってなかったのよ
最後までお読みいただきありがとうございます。
続編があると思います。
ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。




