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極悪少女とルーツをたどる旅

綺羅は腕を組み

「黒崎茜という祖母の戸籍謄本を見れたら一番手っ取り早いんだが」

と呟いた。

功一は「だったらお前らの戸籍謄本に出てくるんじゃないのか?祖母だろ?」と告げた。

が、綺羅はそれに首を振ると

「その考えは正しいが」

俺も悠も父の名前しか載ってない

と答えた。


功一は驚いて

「え!?」

と思わず声を出した。


悠は頷いて

「この事を知る前はトップモデルだった母さんが人気俳優の父との間に子供がいるって分かると色々マスメディアやパパラッチが煩いというのでそうしていたんだと思ってたんだけど」

と言い

「俺達を産むのも極秘だったんだ」

と告げた。


綺羅は頷いて

「だが、本当は違うところに理由があったのかもしれないな」

岩手の家の火事もおかしなところだらけだからな

と呟いた。

「一家全滅だったのに…母も叔父さんも生きていた」

しかも

「母はその辺の記憶が曖昧で叔父さんは話したがらなかった」

それも異様だ


功一は天を仰ぐと

「う~ん、手掛かりなしかぁ」

それは厳しいな

と呟いた。


綺羅は息を吐き出し

「そうだな」

と呟き

「名古屋から…岩手に妊娠しているのに引っ越しか」

その理由は住めなくなったら

「理由は言えないか」

と呟いた。


悠も悩みながら

「困ったな」

と功一と綺羅を見た。


綺羅は暫く考えて

「写真はあっても三人しかいないから人海戦術と言うわけにはいかないな」

と呟いた。

「時間も明日と精々明後日の夕方くらいまでだ」


分かっていることは『立花』と言う男性のところで『黒崎茜』という祖母は暮らしていた。

子供を身籠ったということは名古屋でその男性と恋に落ちて、何かあって名古屋を出ることになった。


綺羅は目を細めて

「功一のような迷探偵なことは言いたくないが」

と前置きをして

「例えば事件を起こした…とか」

痴情の縺れで男性を怪我させたとか

と告げた。


功一は驚き

「おお!綺羅も少しは俺のような名探偵になったか!」

だが確かに事件を起こして警察沙汰になったのなら人には言いたくないよな

と頷いた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

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