表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
106/148

極悪少女とルーツをたどる旅

それに男性は首を振ると

「いや、家はもうないよ」

茜さんが亡くなって直ぐだったからもう30年くらい前だな

「火事で聡一君も零一君も颯君も亡くなってね」

実は全員亡くなったって話だったんだよ

「この子が悠里ちゃんに生き写しじゃなかったら分からなかったね」

いやぁ、生きていたんだねぇ

「あの火事の後どうしていたんだね?」

悠里ちゃんと玲君と聡君は元気かい?

と告げた。


悠はそれに

「母も叔父は亡くなりました」

その…聡さんと言う人は知らなくて

と短く答えた。


男性は少し悲し気に

「そうか」

だけど悠里ちゃんも君たちを産んで幸せだったに違いない

「態々訪ねてくるくらいだからね」

と慰めるように告げた。


綺羅は男性に

「あの、その祖母の茜さんと立花さんって言う人は名古屋から来たんですか?」

と聞いた。


男性は頷いた。

「ああ、立花さんにそう聞いたけどね」

名古屋の方で何か事情があって住めなくなってこっちへ来たという話だったね

「理由は言ってはくれなかったけどね」

それに茜さんはずっと結婚もせずに

「もしかしたら名古屋で別れた颯くんと零一君のお父さんと何かあったのかもしれないねぇ」

2人の名前はその旦那の名前から一字ずつもらったって言ってたからね


綺羅は目を細め

「颯と零一で一字ずつ」

と呟いた。

「確実に颯は入るな」


功一はう~んと考え

「零風とかじゃないよな」

と呟いた。


綺羅はぎろっと横目で見ると

「エアコンじゃないんだぞ」

と言い

「妥当なところで一颯…か」

と呟いた。


最後までお読みいただきありがとうございます。


続編があると思います。

ゆっくりお待ちいただけると嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ