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会社の先輩とゲームで憂さ晴らし。  作者: ストレス社会に唾を吐く
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我が魔王は眼前に在り。

初めての作品です読み辛いかもしれないですが宜しくお願いします。\(^^)/

俺は今、会社の上司に説教と言う名の八つ当たりを受けている。

「浅見テメェ!この俺に恥かかせやがって、覚悟はできてんだろうな!!」

「……誠に申し訳ありません。」


「申し訳ありませんで済む訳ねぇだろうが!!テメェが誠意を示したいなら反省文を書いて提出しろ!」


「…………、分かりました。」

「期限は明日までだからな!」

「!?」

上司は俺の驚いた表情を確認して満足そうに、ニヤつきながら部屋から出ていった。


原因は今日の会議で使う資料をコピーしていない…との事だが、そんな事を頼まれた覚えは無いし、そもそも入社一年目で現場の末端社員でしか無い俺は会議が今日ある事すら今知ったばかりである。 あの上司は、勤続12年目の先輩によると、昔は気さくで誰に対しても物腰の柔らかい対応だったが、中間管理職になって3〜4年経つ頃には徐々に性格が歪んで行ったらしい。


・・・・・・・・・・・・・・・・・。


地獄の用な時間が終わり、先程の事を昼休に先輩に話すと、ココ最近は俺がターゲットになってる事を教えてくれた。


「浅見はさぁ、あんまり笑わないし、上司のギャグもスルーするし仕事終わったらすぐ帰ってしまうから飲みにも行かないし…多分そういうのが原因何じゃないかな?」


(………嫌われているのは薄々気付いてはいたんだが)

「………笑えるジョークなら嗤うんですけどね。」

「まぁ笑えないからねぇ……あ、そうだもしストレスが溜まってるなら、ゲームとかで発散すると良いよ!」

「…………ゲームですか?」

「浅見はゲームとかやらない?オレはしょっちゅうゲームの中で敵を上司に見立てて……殺ってるよ?」

(……何かニュアンスが違う用な?) 

「…昔……子供の頃に少しやってた時期はありましたけど、あんまり詳しい事は分からないです」

「そっかぁ、今のゲームはVR技術とか凄い事になってるから、やればハマると思うんだけどなぁー。そうだ!今度の金曜に仕事終わったらチョットうちに寄ってけよ!」

「…それは大丈夫ですけど何かあるんですか?」

「1ヶ月ぐらい前にVRギアを買い替えたんだけど、お古がまだ家に有るからソレ浅見にやるよ!そんでついでに、浅見の家でVRのセッティングとか、オレとオマエの家の途中に有るゲームショップで、浅見が好きそうなソフトを見繕ってオレも同じソフトを買えば一緒にゲーム出来るじゃん!いやぁ金曜の夜が楽しみだな!」

(!?何か急に先輩が饒舌に…)

「……えぇと、VRギア?を頂けるのは有難いんですけど、良いんですか?最近のゲームって結構良い値段しますよね?」

「それ位気にすんなって!そんな事より今は、この職場に貴重なゲーム仲間が誕生する方が重要なんだからさ!」

「……?ウチの職場ってゲームやってる人先輩以外に居ないんですか?」

「他の部署は知らないけど、オレ等が居る部署は平均年齢高めだし、数少ない同僚は皆んなアウトドア派ばっかりなんだよね。つってもパチンコとか麻雀らしいけどな……」

「…そうなんですね、それじゃあ、お言葉に甘えさせていただきますね。」

「オゥ!任せとけ!」


・・・・・・・・・・・・・・・・・。

あれから3日後の夜、先輩が話していた様に一度先輩の家に寄りVRギア回収して、此処から俺の家の途中に有るショップでゲームソフトを買い、もう少しでpm8時になろうかという頃に帰宅した。


「いやぁー結構時間掛かったなぁ、とりあえず今日はパパッとセッティング終わらして稼働確認だな!」

「……パパッと終わらせるのは良いですケド俺、本当に何も分からないですよ。」

「大丈夫だって!電源入れてギアを被って待ってるだけで、後はコイツが勝手に諸々調整して来れっからさ!」

「……そぉ…なんですね……最近のゲームって凄いんですね………」

「ゲームに誘った時に言っただろ?……………良しっ!配線は完了だっ!後はギア被って5分程待機すればOKだ。」

「……初期設定ってそんなに時間掛からないんですね、………ヨイ……しょっと、もっと複雑なもんだと思ってましたけど………」

「10年前位ならインストールするだけでも5時間以上掛かった筈だ、何せVRMMOは、オープンフィールドが前提だからな、その世界の人やらモンスターやらのデータを全てインストールしないといけないからなぁ」

「…でも情報量は今のゲームの方が多いですよね?」

「その辺は最近の、ナンチャラ光速回線?とか、運営側の企業努力の賜物らしいぞ。」

「……へえーそうなんですね俺はその辺の事はさっぱり分からないから有り難みが薄くて何か申し訳無い感じがしちゃいますね。…………!先輩、初期設定が終わりましたよ。」

「おっ終わったか、そんじゃあオレはダッシュで家に帰るから、んでお前も飯食ったり風呂に入ったりするだろうから、9時に成ったらログインな!」

「何から何まで、ありがとうございます!」

「ハハハ、気にすんなって半分以上はオレの為でも有るしな!そんじゃあ又後でなっ!」

先輩は疾風の如く走り去って行った………。

其れから数十分後……。

「……5分前か、そろそろログインするかな。」

先輩から貰ったあまり古そうには見えないVRギアを被って、自分のベッドに横に成る。

「……………!?これは……」

一瞬真っ白い光が目の前に広がり、その光が収まると真っ黒な空間が広がる世界に自分が立っている事に気付いた。

「…天井も床も壁さえも真っ黒なのに不思議と暗くは感じ無いな………と、言うか本当に最近のゲームって凄いんだなぁ体がそのままゲームの中に入った感じがするな…ちゃんと五感が有るし……体には何の違和感も無いな………ん?」

空間の確認や体の感じを確かめていると、2メートル程先の床に幾何学模様…魔法陣?の様な物が描かれている事に気付いた。

「……!あれはっ」

床の魔法陣が幾度か点滅をした後に一際大きな光を放った、突然の事に視力を奪われ驚いていると、女性の声が聴こえてきた。

「スイマセン!大丈夫ですか!」

女性は自分を心配している事に気付いて慌てて返事を返す。

「……あぁ大丈夫ですチョット目が眩んでいただけなので。」

「スイマセン…こういう演出なもので………。」

(……何だろうチョット現実に引き戻された気分だなぁ…。)

「…そうなんですね、じゃぁしょうがないですよね所でアナタは?」

「!スイマセン、申し遅れましたワタシは、キャラクターメイキング用のAI、パティスと申します。」

「…AI……?」

唐突に目の前に現れた一見すると普通の女性は自らをAIと名乗り深々と頭を下げた。


何となくで書いてるので、読み辛い所や気になる所が有ったら是非感想等宜しくお願いします。

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