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最強ガンナー……チートですかっ?  作者: 玄兎 白
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一通のメール…

――ピコン♪

 ある日の夜、パソコンにメールが届いた。

 そのメールは『遊戯専門学校』からだった。

――入学おめでとう。……

 これがそのメールの内容だ。そのメールには『遊戯専門学校』への入学祝いや入学するにあたっての諸注意、青く光っているURLなどが書き込まれていた。

 『遊戯専門学校』は、十六歳にのみ受験の権利が与えられる。そして、《遊戯》という文字通りゲームについて扱う学校だ。毎年、全国から五千人を超える受験者を集め、合格し、入学の切符を手に入れるものはたったの五十人。


 このメールは今もゲームをやっている蒼城蓮(あおしろれん)のもとに届いた。

 蓮は《アルマゲドン》というゲームをやっていた。しかし、メールが届くと、ゲームをやっていた手を休め、メールを開く。

 蓮はメールに目を通す。『遊戯専門学校』は世界的にも有名で入ることが難しい。つまり、このメールが届いたら大喜びをするものだが……連は表情を全く変えない。


――このURLより『コンフロ』というアプリケーションをダウンロードし、初期設定を終えておいてください。明日の午前九時に《始まりの街》というところの大きな噴水の前にいてください。

 これがメールの続きだ。

 蓮はまだ無表情を変えず、URLをクリックした。

 蓮のパソコンはアプリのストアの画面へと移る。それは『コンフロ』の画面だった。蓮は『コンフロ』の説明を何も読まずインストールした。

 そのインストールはすぐに終わった。それは、蓮が性能のいいWi-Fiのルーターを使っていたためだった。

 蓮はそのままアプリを開く。

 すると、BGMが流れ始める。蓮のゲーミングPCの隣に置いてあったスピーカーの振動は目に見えるほどだ。

 蓮は夜の静かな雰囲気とは合わないBGMの音量を少し下げた。そして、『コンフロ』というゲームの利用規約に同意してゲームを始める。

 その後は、蓮が今後使用するキャラクターの設定を行った。

 蓮が使用するキャラクターの名前は『蒼蓮(そうれん)』。そのキャラクターは、目が蒼色に光っており、目も実際の蒼城蓮と同じようなダルそうな……まるで死んだ魚のような――。しかし、目の奥深くには何かが潜んでいるかのような、そんな目だ。髪は漆黒のような色、服も黒がベースで濃い青色のラインが入ったコート。つまり、いけいけの主人公とは程遠い、おとなしいキャラだ。

 そんなキャラクターで蓮は『コンフロ』の世界に入った。


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