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貴石奇譚  作者: 貴様 二太郎
設定資料その2

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72/200

おまけ その2 乙女ゲーム改 ★

 もし乙女ゲームだったらってやつ前のおまけにも載せてたんですけど、せっかくだから3章までのキャラを加えて修正してみました(笑)


 ※ ※ ※ ※



 「貴石奇譚~千紫万紅せんしばんこう、貴石遊戯~」

 種別:恋愛アドベンチャー CERO C(15才以上対象)



挿絵(By みてみん)



 ※リーリウムとマーレは3章時点、その他は1章開始時点の年齢を表記しています。


 ▶主人公を選択してください(選んだ主人公によって物語が変わります)


 <主人公1>


 ミオソティス・フォシル(100歳)

 フォシル伯爵家長女。左目に黒玉ジェットの守護石を持つ少女。加護の力は「忘却」。

 制御できない加護の力のため、家族以外の人間とはほとんど関りを持つことができなかった。そのため世間知らずで箱入りの純粋培養お嬢様に育ってしまった。

 本を読むことが好きで、乏しい経験を補うように知識を詰め込んだので頭でっかち。その割には純粋で、相手に明確な悪意がないとかなり騙されやすい。

 己の力を消し去ることのできる「消滅」の加護持ちを探している。


 左右どちらかの瞳に貴石を持つ種族――石人――の少女ミオソティス。

 彼女はその貴石の瞳に宿る力のせいで他者との関係を築くことができず苦しんでいた。

 ――忘却――

 その力は、視線を交わした相手の心から己のすべてを消し去ってしまう力。思い出も、紡いだ想いも、自らの存在すべてを――。

 そんなある日、ミオソティスは知る。この忌々しい力を消すことのできる、たった一人の名前を……


「見つけた! 私の運命の人!!」



 <主人公2>


 リコリス・アワリティア(90歳)

 石人の父(ロタール)と人間の母(カプセラ・アワリティア)の間に生まれた半石半人の少女。

 白い綿毛のような髪の毛に木苺のような赤い瞳を持つアルビノの少女。右目に蒸着水晶ゴールデンオーラの守護石を持つ。

 生まれてからずっと幽閉されてきて、母親以外と喋る機会が少なかったせいで喋るのが苦手。喋ることこそ覚束おぼつかないが、頭の回転は決して遅くない。


 虎目石商会の一員としてアルブスに来ていたロタールと、その取引先のアワリティア家のカプセラが恋に落ちたことが全ての始まりだった。

 結果、娘が石人と一緒になることに否定的だったアワリティア家当主によりカプセラは幽閉され、ロタールは殺された。その時すでにカプセラは身ごもっており、幽閉中にリコリスが生まれる。

 けれど当主は亜人のリコリスを認めず、娘であるカプセラが生きている間は世間体のこともあって二人を屋敷に幽閉していた。それから20年経ち、リコリスの加護の力「繁栄」が発揮された。その力のせいでリコリスは母が死んだ後も一族の所有物として幽閉さることとなった。

 アワリティアの屋敷の一画、隠されたその部屋に、今日も一人きりで外を眺めながら諦めの生を送っている。


「あなた、誰?」



 <主人公3>


 リーリウム(150歳)

 好奇心旺盛で勝気な人魚姫。現マルガリートゥム王の6番目の娘。パーウォーの初恋相手の子孫。

 月の光を紡いだかのような金の髪、深い海を思わせる青の瞳、そして桜貝の唇から発せられるのは金糸雀の歌声。歌に魔力を乗せ、様々な精神操作を行う。


 月明かりの下で歌うことが大好きなリーリウム。そんな彼女の歌声に魅了されたのは、まだ少年だったヘムロック。やがて成長した彼は、恋した人魚姫を捕らえると誰にも見えない場所にしまい込んでしまった。

 何とかヘムロックを魅了して言うことを聞かせようとするリーリウム。けれど幼いころからずっとリーリウムの歌を聞き続けていたヘムロックには耐性ができてしまっているのかいまいち効きが悪く、思う通りの結果が得られなかった。

 けれどリーリウムは今日もまた挑戦する。ヘムロックの心を操り、自分を逃がすようにと歌で誘導する……。


「お願い……海へ、海へ帰して」

 


 <攻略対象その1>


 オルロフ・グラフェン・アダマス(170歳)

 極夜国第五王子でミオソティスの探し人。右目に黒色金剛石ブラックダイヤモンドの守護石を持つ青年。加護の力は「消滅」。

 一度懐に入れた相手には甘いが、それ以外にはツンツンなツンデレ属性。

 たった一人を見つけたなら、とにかくストレートに愛情を示してくる。

 好感度が上がってくるとあの手この手で手を出そうとしてくる。少々Sっ気があり、スキンシップはさることながら言葉攻めも嗜むエロ王子。ここ最近はエロロフという名前の方が定着しつつある。

 ルートは正統派。本編通り進めばトゥルーエンド、選択肢を間違えるともちろんバッドエンドもあり。


「俺がそのオルロフだ。オルロフ・グラフェン・アダマス。で、なんの用だ? 不審者で痴女の小娘」



<攻略対象その2>


 マルカジット・スルフィド(230歳)

 スルフィド男爵家の遊び人。すべての女性に平等に愛をふりまく。右目に黄鉄鉱パイライトの守護石を持つ。加護の力は「恋の戯れ」。

 女性なら誰にでも平等に優しい遊び人。けれどもしたった一人を見つけたのなら、その瞬間から一途に変貌する。たぶん攻略対象の中でもっとも常識人で大人、そして紳士。

 経験不足な主人公にあわせてくれるので、好感度が上がってもなかなか手を出してこない。遊び人だけど紳士。


「麗しき夜の女神。美しい貴女の隣に立つ権利を、この哀れな恋の奴隷にくださいませんか?」



<攻略対象その3>


 マレフィキウム(453歳)

 百花の魔法使い。花を媒介にした魔法を扱う。魔力は膨大だが制御が苦手であちこちに災厄を振りまいている。人間と人魚のハーフ。

 育ての親の影響か元からの性質なのか、お人好しで世話焼き。しかし魔法の制御が下手くそなため、その大半が余計なお世話どころか迷惑になっている。

 もしたった一人を見つけたのなら、他の何を犠牲にしても手に入れる。そこに悪意は存在しないが、周囲はかなりの迷惑を被ることになるだろう。

 好感度が上がると何でもないような顔で下ネタ等とんでもない発言をぶっこんでくるので注意。悪意のない災厄。


「僕は、僕だけの唯一が欲しい。父と母がそうだったように、僕も見つけたいんだ……半身を」



<攻略対象その4>


 ヘルメス・アタランテス(17歳)

 アルブスに居を構える精霊錬金術師の半石人の少年。顔の右側に火傷痕がある。右目に蒸着水晶アクアオーラの守護石を持つ。加護の力は「才能開花」。

 基本的に人懐っこく明るいが、少々口が悪い。過去の事故で自分が生きていることに負い目を感じている。

 もしたった一人を見つけたなら、ストレートにその想いを告げてきます。基本的に素直ですが、少々執着が強め。扱いを間違えるとヤンデレに進化する可能性を秘めています。

 普通の時は手を繋いだり抱きしめたり当たり前のようにしてくるくせに、好感度が上がってくると急に手を出さなくなってきます。外身も中身も純粋なお子様。


「どうしよう。僕、なんだかドキドキしてきた」



<攻略対象その5>


 マーレ・サンタマリア(260歳)

 半身を探すため極夜国を飛び出した石人の吟遊詩人。銀髪に菫色の瞳、守護石は左目に藍玉アクアマリン。加護の力は「幸福に満ちる」。

 満たされない心を埋めるため半身を探しています。加護の力と美貌のおかげで苦労したことがなく、常に誰かに世話を焼かれてきた根無し草の困ったちゃん。ふわふわした言動と頭で今日も元気に人生流されています。

 けれど一度ひとたび半身を見つければ、自分を傷つけて相手に罪悪感を植え付けてでも手に入れようとしてくるヤンデレ気質。一歩間違えると笑いながら死ぬので注意してください。


「だってさ、こんな気持ち初めてなんだ! すごく気分がよくてくすぐったくてふわふわして、本当にすごく幸せな気分になるんだ」



<攻略対象その6>


 ロートゥス・アルミナ・コランダム(120歳) ※シークレット

 才色兼備の公爵令嬢。右目に蓮華蒼玉パパラチアサファイアの守護石を持つ美女。

 幼馴染のオルロフに恋をしている。けれど、昔の自分に少し似ているミオソティスのことも嫌いになれない。

 好感度が上りすぎるとライバルから攻略対象へとジョブチェンジ! めくるめく百合の世界に突入。オルロフはルートからはじき出され、優しいお姉さまが手取り足取り未知の世界へと導いてくれます。


「そういう風に言ってもらえると、とても嬉しいわ。実はね、わたくしもあなたには親近感を感じていたの。なんだか昔の自分を見ているようで……」



<攻略対象その7>


 パーウォー(470歳) ※シークレット

 お人好しでお節介焼きな人魚のオネェ魔法使い。

 顔は整っているが化粧が濃い。服飾店マラカイトのオーナー。

 拾って育ててくれた姉のような少女に恋をしたが、その初恋は残念ながら泡と消えてしまった。もう過去のことと頭ではわかって割り切っているつもりだが、彼女の面影を感じる者に出会うと世話を焼かずにはいられなくなるくらいには引きずっている。

 彼女が見つけたような半身を見つけるため、今日も今日とて新しい恋を探しています。


「何よ、人をそんなにじっと見つめちゃって。さ・て・は、ワタシの美しさに声も出せないのね!」



挿絵(By みてみん)



<攻略対象その8>


 サンディークス(630歳) ※シークレット

 様々な魔法薬を作り出す調剤に長けたイモリの獣人の魔法使い。

 喉元の赤い模様とつぶらな瞳がチャームポイント。善悪関係なく、代償さえ支払えば依頼人の願いを叶える。好感度が上がると婚姻色が現れます。


「トカゲじゃない。私はアカハライモリの獣人で魔法使い。そこは間違えないでくれ」



 <サポートキャラ>


 アルビジア・フォシル

 ミオソティスの双子の妹。なんだかんだで世話焼き気質。攻略対象の情報を(カーバンクルを使って)集めたり、好感度を教えてくれたりします。

 オルロフが手を出そうとして18禁ルートに行きそうになるとすかさず(カーバンクルを投げつけて)妨害し、ゲームのレーティングを守ります。守護神!


「利己的で何が悪いの? だって、恋なんて利己的なものでしょ。欲しいものだらけじゃない。相手の心、体、時間。他にも色々」



 <エンディング分岐>


 トゥルーエンド


 <ミオソティス>

 オルロフのみ到達可能。守護石の力を消し去り、互いに半身として永遠の愛を誓い合います。


 <リコリス>

 ヘルメスのみ到達可能。小さな冒険を通して過去の想いに決着をつけ、新たに芽生えた小さな想いを育てていきます。


 <リーリウム>

 マーレのみ到達可能。手を取り合い、互いに失ったものを補い合いながら生きていきます。


 グッドエンド

 ロートゥス以外の攻略対象全員到達可能。

 時をかけ穏やかな愛を紡いでいきます。


 ノーマルエンド

 誰ともエンディングを迎えなかった場合到達可能。アルビジアと仲良し姉妹、もしくは親友エンド。


 バッドエンド

 死んでしまったり捕まってしまったり悲恋に終わったり。セーブポイントから再開しましょう。


 百合エンド

 ロートゥスのみ到達可能。新たな世界へゴー!


 ヤンデレエンド

 マレフィキウム、ヘルメス、マーレ、マルカジットで到達可能。

 マレフィキウムは監禁ルート、ヘルメスは共依存ルート、マーレは贖罪ルート、マルカジットは鳥籠溺愛エンドになります。



パーウォーだけスチル風イラストがあるのは、とある方の誕生日にプレゼントしたからです

残りは気が向いた時に追々描いていく……かもしれない

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