貴石の世界あれこれ ※思いついた時に更新します
◆暦
月と曜日の名前は変えてありますが、「1週間7日×12カ月」で現実世界と同じです。
1月 友愛の月
2月 誠実の月
3月 勇敢の月
4月 無垢の月
5月 幸福の月
6月 愛の月
7月 情熱の月
8月 絆の月
9月 真実の月
10月 歓喜の月
11月 希望の月
12月 尊厳の月
月曜日 月長石の日
火曜日 紅玉の日
水曜日 黄水晶の日
木曜日 紫水晶の日
金曜日 翠玉の日
土曜日 蒼玉の日
日曜日 金剛石の日
◆誕生日
貴石のメインキャラたちの誕生日です。
ミオソティス 絆の月21日 (8月21日)
アルビジア 絆の月21日 (8月21日)
オルロフ 真実の月3日 (9月 3日)
マルカジット 無垢の月1日 (4月 1日)
ロートゥス 無垢の月8日 (4月 8日)
ヘルメス 誠実の月23日(2月23日)←拾われた日
リコリス 情熱の月24日(7月24日)
パーウォー 愛の月25日 (6月25日)←拾われた日
マーレ 勇敢の月12日(3月12日)
リーリウム 情熱の月13日(7月13日)
サンディークス 勇敢の月24日(3月24日)
キクータ 愛の月13日 (6月13日)
ヘムロック 勇敢の月15日(3月15日)
ミラビリス 情熱の月28日(7月28日)
カストール 愛の月5日 (6月 5日)
マレフィキウム 無垢の月21日(4月21日)
パエオーニア 情熱の月16日(7月16日)
ウェリタス 真実の月5日 (9月 5日)
ムサイエフ 歓喜の月19日(10月19日)
雁来紅 真実の月28日(9月28日)
誕生石とか誕生花から設定してるんですけど、6月とか7月が多くなっちゃいました。
冬生まれがいない……
◆国や町
◇ファーブラ国
首都は王都コロナ。
アルブス、カエルラ、セーピオーティコン、クレピタークルム等の町を擁する、王族による世襲制の立憲君主国家。王族は人間族。宗教は十二神を崇める多神教が多数で他は救世主教など。
極夜国もこの国の中にあるが、迷いの森と極夜国はファーブラ国には属していない。
◇王都コロナ
魔法使いと人間の戦争のあと、テオフラストゥスに連れられてやって来た人間たちによって時代錯誤遺物を利用して築かれた町。名前の由来はラテン語の「王冠」から。
人間たちの中でも魔術の素養を持っていた者が中心となり、やがて王族となった。そして彼らはテオフラストゥスからいくつかの秘技を受け継ぎ、魔術師から魔術錬金術師となった。秘技は王となる者と王族の一部にのみ受け継がれている。
遺跡だった町の中心部には現在王城が建っている。町はずれに王立魔導研究所もあったが、世界歴3302年に謎の火災(カストールの放火)で焼失した。
◇極夜国
極夜国。
霧に覆われた迷いの森と呼ばれる森の中心にある石人の国。名前の由来はラテン語の「夜」から。
濃い魔素のため特異点と化した場所にあり、外の世界とは常識が異なる。決して太陽が昇ることのない常夜の国。周辺の木々は硝子化しており、普通の生き物たちは住めない不毛の地。
かつては外の世界と交流をしていたのだが、ある事件により周辺の森に結界を施し鎖国してしまった。以後、周辺の森は濃い霧をまとう迷いの森と呼ばれるようになった。
何らかの手段を用い、稀に迷いの森を抜け極夜国の手前まで来る者もいる。しかし極夜国はその身に守護石を宿す者以外は決して受け入れない。それでも無理やり入ろうとした場合、侵入者は異物とみなされ、最後の結界によって排除される。
そこまで厳密なものではないが、アダマス家を頂点とした絶対君主国家。宗教は双子女神モースとヌープを信仰している。
不毛の地のため木材や植物は貴重品。生活道具などは虎目石商会が人間の世界から手に入れてくる輸入品で賄っている。特産品は鉱物と岩塩。
アルブスから北へ500㎞以上離れていて、大陸性気候の地帯に位置する。ただしここは結界で隔離された特殊な場所のため、大陸性気候は適用されない。
アルブスから迷いの森まで約500㎞、それより先は徒歩になる。人の足で5日程度の森だが、霧の結界があるため距離は意味をなさない。
ヘルメスのバイク、メギストス3号ならアルブスからヘルメス一人の場合なら2日、無理すれば1日、リコリスと二人乗りの場合は3日くらいかかる。
◇迷いの森
常に霧に覆われた、訪れたものを惑わせる森。
規模自体はそこまで大きな森ではないが、石人たちの張った結界により普通の方法では奥へ進むことが出来ないようになっている。
霧の発生装置としてかつて魔術師だった者たちの守護石、黒曜石(加護:摩訶不思議)、燐灰石(加護:惑わす)、碧玉(加護:永遠の夢)、楔石(加護:永久不変)が墓に納められ、森の各所に設置されている。
これらを管理維持する魔術師たちは墓守と呼ばれている。
1章ヒーローのオルロフはこの墓守をやっている。
◇アルブス
コラルリウム海性気候(現実の地中海性気候)の海沿いの町。白い漆喰の四角い建物と青い窓が特徴的。
モデルはエーゲ海に浮かぶギリシャのミコノス島。名前の由来はラテン語の「白」から。
人口は3000人程度。主食は小麦。風車で小麦をひいている。
街中の移動手段は徒歩。細い路地や階段が多いため、町の中を馬車等は走っていない。ただし町の入り口からは、近隣の町への駅馬車が出ている。
2章の舞台となった町。ヘルメス、リコリス、ミラビリスが住んでいる。アワリティア商会の本店もここにある。
◇カエルラ
コラルリウム海性気候(現実の地中海性気候)の海沿いの町。
白い漆喰の壁と青い屋根がシンボルの港町。モデルはギリシャのサントリーニ島。名前の由来はラテン語の「青」から。
主食は小麦。交易で栄えているので様々な品が手に入る。王都コロナへの玄関口。
移動手段は街中は徒歩と辻馬車。ただし路地に入ると細く階段が多いので主に徒歩となる。
人魚の伝説が有名。3章の舞台となった町。
◇セーピオーティコン
極夜国から西に300キロくらいの場所にある学術都市。大陸性気候の地帯に位置する。名前の由来はラテン語の「セピア」から。
国一番の大きな図書館があり、学者やそれを目指す者たちが集まってくる。妙な偏見や差別が他の街に比べて少ないため、虎目石商会はこの街を商売の主な拠点としてる。
◇クレピタークルム
機工都市と呼ばれる機械工たちの鉄と油の街。
人間の職人やドワーフ、ノームやグレムリンといった手先が器用な者たちが主に暮らしている。
主要産業は機械工業。名前の由来はラテン語の「おもちゃ」から。
ヘルメスが気球の材料やバイクなどをお取り寄せした。
雑過ぎるファーブラの地図
ファーブラ以外の国々
◇秋津洲
ファーブラよりはるか東に位置する島国。八つの島(大倭豊秋津洲、淡道之穂之挟別嶋、伊豫之二名嶋、隠伎之三子嶋、筑紫嶋、伊伎嶋、津嶋、佐度嶋)から成り立っている。
鬼族と呼ばれる妖たちと人間が共生している。神は別世界の高天原や底根國にいる。
モデルは日本。
◇大華国
ファーブラより東に位置する大陸。
モデルは中国。
マレフィキウムが普段着ている服は、ここの民族衣装。
雁来紅の出身地。神獣や天仙たちが治めている国。
◇ティエラ
ファーブラから西にいったところにある国。ファーブラとの国境は大河になっている。人間至上主義な国。
王都ラウレルを筆頭に、シプレス、マンサーナ、ヌエス、セレソ、フレスノ、ティロ、マグノリア、マングローヴィアの九つの領から成り立っている。
モデルはイタリアとスペイン。
スピンオフ「死体令嬢は死霊魔術師をひざまずかせたい~Living Dead Lady~」の舞台。
◆エネルギー
剣も銃も魔法も機械もごちゃまぜな世界観。文明レベルは産業革命より後の近代+魔導技術。そんな貴石世界には、電気もあれば魔力もあります。
首都コロナは地下深くにソーリスが作った発魔機がまだあって、密かに王族が代々メンテナンスと複製を繰り返して現在までつなげてきました。かつては魔導研究所、現在は町の街灯や王城に、この発魔機で作られるエネルギーが供給されています。
一般の町の人々にはこのエネルギーは供給されていないので、各自貴石燃料を使って賄っています。基本的に貴石世界の設備は一部を除き、機械も魔力で動いています。
王都以外の町も、基本的には貴石燃料で様々なものが動いています。そのため設備をメンテナンスできる魔術師たち、合成宝石を作り出せる錬金術師たちは就職に困りません。
◆交通網
船も飛行機も車もあるけど、機械を嫌う魔獣などがいるため、町と町との行き来は主に駅馬車を使っています。なので街道にはステーションと宿場町がいくつもあります。
◆組織
◇騎士団
警察組織的な感じです。騎士団という名前ですが、帯剣はもちろん、銃も装備しています。
◇魔術師団
こちらは治安維持系のお仕事と、設備維持系のお仕事にわかれています。治安維持系は騎士団と、設備維持系は錬金術師たちと連携しています。
◇アダマス家
極夜国をおさめる王の一族。
当主(王、女王)のみ、配偶者がどんな種族であっても子供はダイヤモンドの瞳になるという祝福(呪い?)がある。
ただし、その祝福は極夜国の中でしか発生しない。だからもし外で浮気して子供ができても、相手が他種族だった場合はダイヤの瞳は生まれない。
お気楽妖精族の頂点なので、イメージは夏の夜の夢のオベロンやティターニア。政治とか小難しいことは得意な人に任せる。任された得意な人たちも根はお気楽な妖精なので、争いとか起きない平和な国。
ただし感情が昂ると後先考えず極端な手段に出がち(迷いの森作って鎖国など)。
◆魔素関連
貴石の世界には、魔素というものが存在しています。これは魔法や魔術を使うための燃料となっていますが、一方、この世界に生きるものたちにとって毒ともなっています。
魔素の許容量は種族ごとに異なっており、かつ、種族ごとに貯蔵する場所も違います。
◇石人
守護石。許容量は個人差はあるがそれなり。
魔素を消費して生きているので、魔素が濃い環境でも中毒になることはほぼない。
◇半石人
守護石。許容量は個人差があるが、基本的に純血の石人と比べるととても小さい。
魔素も消費するが、生きていくためのエネルギーは人間と同じように食べ物から摂取している。
◇人間
心臓。許容量は全種族の中で一番少ない。
◇魔獣
心臓他、どこかしらの臓器に。
竜種は体内に宝玉を持っていて、そこにため込んでいる。
◇ホムンクルス
素体の種族や素材による。
◇魔法使い
体内に魔臓という臓器を持っていて、そこにため込んでいる。許容量は全種族の中で一番。
◆種族
◇石人
妖精族の一種。左右どちらかの瞳に宝石を宿して生まれてくる。魔素を糧として生きているため、魔素の濃い場所でも生きられる。太陽光に弱い。浴び続けることで寿命が縮む。
◇人間
突出した能力はないが、繁殖力が比較的高い。他種族と子を成しやすい。ただし寿命は長くなく、平均寿命は60~70の間くらい。
◇獣人
頭部は動物型。知能は人間と同程度。ただし、種族によって寿命や特性が色々と異なる。
◇亜人
各種族と人間のハーフ。どちらかというとベースは人間になるので、獣人とのハーフは猫耳とかうさ耳みたいな見た目になります。
極稀に人間以外の種族のハーフもいる(石人と人魚のハーフのルークスとか)。
◇先祖返り
ほとんど人間だが、過去他種族と交わった一族の末裔で、その特性が色濃く出た者。
見た目ではわからない体質などのタイプもいるため、中には先祖返りだと気づかずに生活している者もいる。
◇仙人
大華国にいる種族。地仙、天仙、尸解仙、神仙と種類によって特性が異なる。
地仙
地上で修行中の仙人。天界に昇ることを目指している。
天仙
昇天し、神獣と主従契約を結んだ者たち。寿命は契約した主と共有となる。地上を治めるため天界で働いている。
尸解仙
地仙のまま死を迎えた者。死後、神獣の目にとまり契約を結べた者がなる。生ける死体のような仙人。ただし生ける死体と違い魂は本人のもので、生きているときと同じように思考行動できる。
神仙
これら仙人とは一線を画す、天界生まれの神たち。神獣たちの上に立ち、大華国を支配する者。
◇神獣
大華国にいる幻獣。
◇魔獣
世界のあちこちにそれぞれ縄張りをもって暮らしている幻獣たち。機械が好きじゃない。この魔獣がいるので、人間たちは迂闊に飛行機などを飛ばすことができない。なので人間は、魔獣たちの縄張りを避けて街道を作ったり空路や鉄道を作っている。
◇魔法使い
稀少種。世界歴以後の新世代と世界歴以前の旧世代の2タイプいる。
新世代は種族問わず突然変異で生まれてくる。旧世代は他の種族と同じく雌雄が番って子孫を残す。
旧世代の方が力が強いが、こちらは数人の生き残りを除いて絶滅している。