人間としてほのかに失格
不安なんです。全ての事が。
病んではいません。恐らくですが。
寂しがり屋のくせに、一線を越えられるのを嫌い、
寂しがり屋だから、他人の一線を越えたがります。
他人の悲しい出来事には涙を流し、5分後にはそれを忘れます。
自分の悲しい出来事には嗚咽をあげ、5年後でも忘れません。
上っ面の同情を嫌い、上っ面の同情さえない場合殺意が湧きます。
出来る限り恩を売り、出来る限り恩を買わないようにします。
好きな言葉は「我が道を行く」ですが、舗装道路です。
それでも生きてきたんです。これからも生きてゆくんです。
自分を自分で断つなんてできません。
思い詰める程には何も考えていませんもの。
知らず知らずにうまくなった日常の折り紙。
時々とんでもない蛇が出来たりしますがね。
堕落した姿を鏡に映しては、悦に入って嘲笑う。
時々度が過ぎて心酔しますがね。
これを「平凡」と言ってくれるならば
今日は眠れるかもしれません。
そんな私ですからやはりほのかに失格なのでしょう。