表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

人間としてほのかに失格

作者: OOBAHARU

不安なんです。全ての事が。

病んではいません。恐らくですが。


寂しがり屋のくせに、一線を越えられるのを嫌い、

寂しがり屋だから、他人の一線を越えたがります。


他人の悲しい出来事には涙を流し、5分後にはそれを忘れます。

自分の悲しい出来事には嗚咽をあげ、5年後でも忘れません。


上っ面の同情を嫌い、上っ面の同情さえない場合殺意が湧きます。


出来る限り恩を売り、出来る限り恩を買わないようにします。


好きな言葉は「我が道を行く」ですが、舗装道路です。


それでも生きてきたんです。これからも生きてゆくんです。

自分を自分で断つなんてできません。

思い詰める程には何も考えていませんもの。


知らず知らずにうまくなった日常の折り紙。

時々とんでもない蛇が出来たりしますがね。

堕落した姿を鏡に映しては、悦に入って嘲笑う。

時々度が過ぎて心酔しますがね。


これを「平凡」と言ってくれるならば

今日は眠れるかもしれません。

そんな私ですからやはりほのかに失格なのでしょう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ