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月が落ちる、その灯篭の先  作者: 悠介


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2/10

記念日

「じゃあ、行ってくるね。」

「おう、行ってらっしゃい。」

 あんな事があった次の日だから、浩介も気まずいかな、なんて思ったけど、浩介はケロっとしてて、記念日は改めて今日の夜に祝おう、って言う話をして、浩介は会社に出勤する。

 俺はと言うと、俺の職業は小説家、家で基本的に完結する仕事だ、家事に関しては基本的に俺がやってる、今日は朝っぱらから冬物を洗濯して、天気が良いうちに干しちゃおう、って事で、干してる。

 今日は天気が良い、って天気予報では言ってた、だから、今のうちに干しておこうって感じだ。

「……。」

 朝飯の片づけをして、掃除機をかけて、考える。

 これからの事もそうだけど、これまでの事、これまで何があって、どうしてそうなったか、を考える。

 浩介が悲しみの底から抜け出す方法、昔みたいに、天真爛漫な浩介に戻ってくれるまでの方法、そんな事ばっかり考えてる。

 そもそも同棲を始めたきっかけが、浩介が独り遺されていたのが嫌だったから、だった、だから、そこから関係性が変わった、とも言える。

 同棲を始めた頃は、浩介はずっと泣いてた、それはそうだろう、俺と違って、家族仲が良かったんだから、その家族をいっぺんに失った、それは悲しい事だろう。

 俺とは違う、俺は生来家族仲が悪くて、って感じだったから、高卒で家を出る時にも何も言われなかった、放逐された身、って言うのが正しいんだろう、あれから七年、家族とは一切連絡を取ってない。

 そんな状態だから、家族が生きているのか、それとも死んでるのかさえ知らない、そんな状態だ。

 そんな俺とは違って、浩介は家族仲が良かった、俺も良くしてもらって、悠ちゃんも家族よ、なんてお母さんに言ってもらったり、お父さんの趣味の釣りに一緒に出掛けたり、そう言った関係を構築してきた。

「……。」

 そんな家族がいなくなってしまった、俺も悲しかった。

 でも、浩介は血が繋がった家族をいっぺんに失った、その悲しみは、俺の悲しさなんて手が届かない位に深いものだろう。

 それを分ってるから、俺は悲しいと言えなかった、浩介を励ます事に精一杯で、俺にとっては第二の家族であったあの人達が亡くなった事を、悼む暇がなかった。

 それもいつだったか言われた、浩介には、それがまるで俺が悲しんでないみたいに見える、って。

 家族の様に接してくれてた人達が死んでしまったのに、それを悼む事もしないのか、そう言われた事がある。

 その頃からだろう、浩介が、ヒステリックとでも言えばいいんだろうか、悪い意味で感情的になったのは。

「まったく……。」

 俺は想いを伝えるのが下手くそ、愛されている実感を与えてあげなきゃいけないと思ってる、浩介には、愛が必要だとわかってる、ただ、言葉に出来ない。

 今の浩介に言った所で、その場しのぎの言葉、って思われるのがオチだろうし、そう思われちゃった後の事を考えると、言えない。

「どうしたもんか。」

 言わなきゃ伝わらない、ずっと浩介に言われてきた事だ。

 想いは言わないと伝わらない、言わなくても伝わる想いなんて幻でしかない、だから、辛い時は辛いって言いなよ。

 それが、浩介に言われた事だった、辛いと思ってなかったはずの事でも、言葉にしてみると自分自身で俯瞰して見える、辛さ。

 浩介は、それをわかってたんだと思う。

 俺が、辛いと思ってた事、俺が想いを胸の内に秘めてた事、それを理解してたから、そう言う言葉が出てきたんだと思う。

 俺自身、それを言われるまで、辛いとも何とも思ってなかった、それが当たり前で、それが普通で、それが当然で、そう思ってた。

 ただ、それは感情に蓋をしてるだけだった、って教えてくれたのは、浩介だった。

「……。」

 煙草を吸いながら、暫し考える時間だ。

 俺は、浩介にどうして欲しいんだろう、どうなって行って欲しいんだろう、浩介は、俺に何を求めているんだろう。

 付き合う前、関わり出してからを含めると、もうかれこれ二十年以上の付き合いになる。

 ただ、それでもわからない、浩介が、本当に欲しい言葉、求めてる言葉、それがわからない。

 わかっているつもりだった、わかってるつもりでいて、何もわかっちゃいなかった。

 だから、浩介はああなった、なってしまった、それは理解してる。

 ただ、今の浩介は、言葉にする事を恐れてる、ともとれる。

 だから、俺がそれを読み取って上げないといけない、それはわかってるつもりだ、ただ、それがわかった所で、浩介の一番欲してる言葉が思い浮かばない。

「……。」

 喧嘩をする事はたまにあった、ただ、その時は基本的に、悠治が納めてくれる事が多かった。

 年下だったのに、浩介の二つ下の弟の悠治は、聡明で、俺達がごく稀に喧嘩をすると、すぐに仲裁に入ってくれた、ただ、その頼りの悠治は、高校卒業と共に死んだ。

 俺が浩介と向き合わないで、誰が向き合うんだ、そう思いながら、でも、どうすればいいのかが分からなかった。


「そうだ、ケーキ。」

 夕方まで執筆作業をして、そう言えば今日はケーキを注文してたんだった、って事を思い出す。

 近所の馴染みのケーキ屋さんにお願いしてて、それを取りに行かないと。

 浩介が帰ってくる前には飯も作っておきたい、基本的に、出来立ての飯を一緒に食べる、それが俺のモットーだ。

「えーっと……。」

 寒くなって来たから上着を着て、財布と鍵をもって、アパートを出る。

 駅からそんなに遠くないここのアパート、そろそろもう少し大きな家でもと思ってるんだけど、浩介がどう反応するかがわからなくて、カタログだけ部屋に置いてある。

 浩介は最近は俺の部屋には入ってこない、時々一緒に寝たいって言う日があるけど、俺の部屋は煙草くさいから、って言う理由で、浩介の部屋で一緒に寝てる。

 隠し事、ってわけでもないけど、言いづらい事は部屋に置いておく、それが最近の基本になってきた。

 秋の暮れ、十一月もそろそろ終わる、十二月になったら、俺と浩介は二十六になる。

 誕生日を迎える、俺達は一日違いの誕生日で、浩介が十二、俺が十三日で、毎年一緒になって誕生日をお祝いしてる、それはもう習慣になってるから、忘れる事はない。

「こんばんはー。」

「あら、悠介君、いらっしゃい!浩介君は一緒じゃないの?」

「はい、今日は浩介は仕事ですので、俺一人で取りに来ました。」

「出来てるよー、お会計は四千円だよ!」

 馴染みの店、家から少し歩いた所にある、小さな洋菓子店。

 そこで、記念日のケーキをお願いしてた、浩介は、俺が用意してくれてるのを期待してて、昨日は予約しておかなかったんだろう、本当は昨日頼まなきゃならなかったんだけど、それを忘れてたから、今日になった。

 誕生日を忘れた事はない、毎年、浩介の誕生日と俺の誕生日を一緒にやって、悠治やお父さん達の誕生日には、仏壇にケーキを供える、それが俺達の習慣だった。

「記念日のケーキだって?」

「はい、十五年記念って事で。……。本当は昨日だったんですけどね、俺が忘れちゃってて……。」

 恰幅の良い初老の女性の店主さん、馴染みって言うか、俺達が小学生に上がる頃にはここに店を構えてて、俺達の誕生日だったり、記念日だったりは、必ずこの店でケーキを買ってた。

 浩介の両親が、祝ってもらえない俺の誕生日の代わりだ、って言って、浩介と一緒になって祝ってくれて、それは懐かしい記憶だ。

「そしたら、また喧嘩したんじゃないのー?悠介君、昔からおっちょこちょいだとは思ってたけど、今の浩介君にとっては、悠介君との繋がりは大切じゃないのー?」

「あはは……。それはわかってるんですけどね、分かってはいるんですけど、普段の忙しさに忙殺されちゃうって言うか、そんな感じです。ありがとうございます、素敵なケーキを用意してくださって。」

「いえいえ!貴方達の恋路を応援するのは、おばちゃんの楽しみだから!」

 お金を払って、店を出る。

 今日は一段と寒い、そろそろ冬が始まる、浩介にとっては辛い季節になるだろう、支えたいけど、どうすれば支えられるのか、それがわからない。

 浩介の両親と悠治が亡くなったのが三月、春先って言うか、冬の終わりって言うか、そういう時期だった。

 この時期は、俺達の誕生日は勿論の事、両親や悠治の誕生日も近い、毎年それを祝ってる身としては、寂しくもなってくる。

 昔、って言っても五年前まで、浩介の家族と一緒に居るのは、居心地が良かった、俺にとって、家族の関係性が悪かった俺にとっては、第二の家族とでも言えばいいんだろうか、そう言う関係性だと思ってた。

 浩介と付き合ってなかったとしても、それは変わらなかっただろう、って思わせてくれる位、皆良くしてくれて、俺を家族として扱ってくれて、仲良くしてくれて。

 そんな、第二の家族がいなくなった、それは俺にとっても苦しい、寂しい、悲しい。

 ただ、浩介にとっては、唯一無二の家族がいなくなった、それは、俺の苦しみや悲しみとは、比べ物にならない位辛い事だろう、悲しい事だろう。

 だから、何も言えなかった、浩介の想いを知っていたから、軽々しく辛いって言えなかった。

 それが、浩介にとっては薄情に見えるのかもしれない、家族として関わってきたはずなのに、悲しみもしない薄情者、って言う風に映っちゃってるのかもしれない。

「ふー……。」

 息を吐くと、白い煙を引く。

 浩介は今頃仕事中だろう、俺は帰ったら、夕飯を作るまでは執筆の時間だ。

 そろそろ締め切りが近い、気合を入れて書かないと。


「ただいまー。」

「浩介、お帰り。」

 夜七時、浩介が仕事を終えて帰ってくると、いい香りが部屋を包んでいる事に気づく。

 普段は悠介が作るのは簡素な食事で、基本的に簡単に作れるものなのだが、今日は違う様子が伺える。

「一日ずれちゃったけど、十五年間もありがとな。」

「ううん、僕の方こそ。」

 浩介が一旦部屋に引っ込んで、スーツを脱いで部屋着に着替えて、リビングに戻って来る。

「今日のご飯はなあに?」

「ミートローフを作ってみたんだ。美味しく出来てるかどうかはわからないけど、物は試しって感じだな。」

「凄いね、僕お料理出来ないから、悠介のそう言う所、憧れるよ。」

「そうか?それは嬉しいな。」

 ミートローフを拵えていた悠介は、うまく作れてると良いんだけど、と言いながら、食卓に着く。

 浩介もそれに倣い、食卓に着く、昔は浩介の両親や悠治がいた、浩介の両親が、忘れっぽくてうっかり屋さんな悠介のフォローをして、記念日にちゃっかり同席して、一緒に食卓を囲んで、という事をしていた、それが二人にとっては思い出だった。

 懐かしい、あの頃は、と思い出してしまう、浩介は、涙を一粒零す。

「浩介……。辛かったら、辛いって言って良いんだぞ?」

「ううん……。ちょっと、思い出しちゃっただけだから。大丈夫、何時までも引きずってたら、皆が安心して天国に行けないよ。」

「……。浩介がそう思うのなら、俺が何を言うのは間違ってるな。俺もそうだ、何時までも甘えていちゃいけないな。」

 涙をのみこんで、浩介は寂しそうに笑う。

 悠介は、浩介が家族の事を思い出しているのだと理解していた、そして、悠介自身、まだ乗り越えられていない部分がある、甘えている部分がある、それを何とかしなければ、と考えていた。

「美味しい、最初、悠介って料理するイメージが無かったから、驚いたんだよ?」

「そりゃ、高校時代から自分の飯は自分で作ってたからな。それなりには出来るよ、ただ、こういう料理を作るのは、珍しいと思うよ。」

「でも、悠介らしい、優しい味だよ。……。昨日はごめんね、悠介だって忙しかったのに、僕のわがままで。」

「良いんだ。俺が忘れっぽいのが悪いんだ。それは今に始まった事じゃないけど、いい加減覚えなきゃな。」

 蟠り、それは互いに感じている事だろう。

 腹の探り合い、ではないが、互いに想いあってるはずなのに、顔色を伺って、何を言うべきか、何を言わざるべきか、それを考えてしまう。

 それはお互い様、互いにそうなのだが、特に浩介は、悠介に捨てられてしまったら、自分は独りになってしまう、とそれを怖がっていた。

 ならば何故、感情に任せて怒るのか、それを控えなければ、悠介に捨てられてしまうのではないか、それは、浩介自身が不思議でたまらないと思っている事だった。

 月に一度、程度の確率で、浩介は家を飛び出す、ゲイバーに行って、くだを巻く、それを止められない理由、悠介に向き合って、一緒に歩いていければと思っているはずなのに、そう出来ない理由、それは、悠介は理解していて、浩介は理解出来ていない事だった。

「ねぇ悠介。」

「何だ?」

「えっとね、これ。」

「ん?」

 しかし、そこに愛はある、愛はあるはずだ、 と浩介は信じていて、それを信じているからこそ、悠介は一緒に居てくれているのではないか、と何処かで感じていた。

「これ、指輪か?」

「うん。十五年もお付き合いしてるんだから、それなりにって思って。本当は昨日渡したかったんだけど……。」

「ありがとう、浩介。大事にするよ。」

 浩介が取り出したのは、シルバーの簡素な指輪、ダイヤが填まっていたり、飾り気があるわけではないが、二人の名前が刻印された、そんな指輪だ。

 悠介の指のサイズをいつの間に計っていたのか、普段は悠介の方が寝るのが遅く、起きるのが早いのに、それは悠介の指にピッタリと収まるサイズだった。

 いつの間に、と悠介は驚いていたが、浩介はずっと、これを渡そうと考えていたのだろう。

 顔を赤くしながら、照れ隠しに笑い、左手の薬指にそれを付ける。

「まるで、結婚したみたいだな。……。浩介、こんな俺で良ければ、これからもずっと一緒に居よう。」

「……。うん、ありがとう、悠介。」

 悠介もそれを左手の薬指につけて、少し照れる。

 久々にそう言った事をした、というのもあるが、こういった言葉選びをしたのも、久しぶりな気がする、と。

 直接、と言うべきか、素直に、と言うべきか、こういった言葉回しをするのは、久しぶりな気がする、と悠介は思い返す。

 普段の浩介だったら、こうして言葉にしても、憐憫だと思われてお終いだろう、哀れだと思っている、それで片付けられてしまう、と考えていたのだが、今日に関しては、その考えはなかった様だ。

 不思議と、今の浩介になら、その言葉が通じる気がした、想いが通じる気がした、分かり合える気がした。

 そんな事を感じていた悠介だったが、それはあながち間違いでもなかった様子だ。

「悠介、今日は一緒に寝てくれる?」

「良いぞ?それ位、何時だって構わないさ。」

「ありがとう、悠介。」

 食事を終えて、明日は土曜日、浩介は休みの日だ。

 悠介は年中小説を書いている、だから纏まった休みを取る事も少ない、作家って言うのは年中無休だ、などと言っている悠介だったが、その通りになる未来が来るとは思わなかった、と悠介自身が驚く程、休める時間が少なかった。

 普段の家事に時間を持っていかれる、というのもあるが、それなりに売れている今の悠介にとって、締め切りというのはそれだけ脳の領域を使う事なのだろう。

「ご馳走様、美味しかったよ、悠介。」

「喜んでもらえて何よりだ、浩介。」

 そこに、愛はある。

 信じてた、互いに、信じていた。

 ただ、それを確認するのが怖かった、浩介は、自分が独りぼっち担ってしまう事を恐れ、悠介は、言葉を軽んじられる事を恐れ、互いを想いあっているはずだったのに、想いあっているはずなのに、空回りしてしまう。

 五年間、互いに長い様で短かった、そして長すぎた時間の中、忙殺されながら、そして想いあって、心に澱を溜めて。

 そんな二人が、また再び想いを伝えあえる日、それは来るのかはわからない。

 ただ、悠介は信じていた、そんな日が来ると、何気ない日々に、愛を伝えられる日が、戻ってくると。


「悠治……。」

「浩介、大丈夫だ。俺はここにいる、俺はいるよ。」

「んぅ……。」

 夜寝るのが速い浩介は、腕枕をするとすぐに寝付いて、俺は暫し考える時間。

 そんな時に、浩介は悠治の名前を呼んでいる、きっと、悠治の事を夢に見ているのだろう。

 浩介は、悠治や両親の事をどう思っているのか、それは簡単に想像がついた。

 ずっと一緒にいたかった、いなくなってしまう位なら、一緒に逝きたかった、そう思ってるんだろう。

 その想いを、俺はわかってる。

 浩介は、俺がそれを知っている事を、知ってるんだろうか。

 わからない、浩介は、見透かされてると思ってしまってる、それは何時だったか喧嘩した時に話していた、まるで見透かされている様で嫌だ、って。

 なら、俺の考えは浩介は理解してるんだろう、浩介は、理解した上でわからないと言ってるんだろう、俺の想い、それがわからないから、俺の考えを知った所で、意味がないと思っちゃってるんだろう。

「父ちゃん……。」

 浩介は、悲しみの中にいる。

 それはわかってる、重々承知の上だ、そんな事は、わかり切った事だ。

 そんな事をわからずに恋人でいる訳じゃない、十五年も付き合って、二十年以上関わってる訳じゃない、それ位の事、すぐにわかる。

 浩介は、きっと迷いの中にいる、愛していても、いつか別れの日が来る、それに怯えてる。

 愛し合っていた家族との決別、離別とも言える、その代償として、浩介は人間を信じなくなってしまったんだろう。

 それが俺だったとしても、それは変わらないんだろう、俺がいなくなったら、そんな事を考えているんだろう。

 馬鹿々々しい話だ、って思わなくもない、死なない限り、浩介のそばを離れるつもりはない、それ位、愛してる。

 ただ、それを今の浩介に言ったとしても、きっと信じてくれないんだろう。

 信じてもらえない、というか、慰めてるだけだと思われてお終い、になっちゃうんだろう、だから、俺は軽々しく愛の言葉を言えなかった。

 それは、浩介にとっては侮蔑や侮辱になりかねない、今の浩介にとって、必要な言葉であり、そしてそれは今の浩介には、辛い言葉だ。

「ずっと、ずっと一緒だ、浩介。」

 根ながら涙を零してる浩介の頬を撫でて、眠りにつく。

 普段はなかなか寝付けない、寝るのに時間がかかるけど、浩介と一緒だと、不思議とすぐに寝れる。

 それだけ浩介を信頼してるんだろうけど、それが伝わってくれる日は、いつか来るのかな。

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