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作者: 夏生





一日の終わりに

心が動いた跡を

指でなぞりながら

相応しい言葉を

探す


着地点の見つからない

思いを

壊さないように

掬い上げて

丸で押さえる


一日でも

起きたことの多さ

残しきれない

思いの多さに

ため息がもれる


誰かの目に触れる

ことを考えて

繕わないと

決めて

正しさに

惑わされず

間違いを恐れず

一日と向き合う


見られることを

少し

怖がりながら

楽しんで

削るものと

残すものと

心ひとつで

分けてゆく


削ったものは

心の枠に溶けて

残したものは

言葉の中で

脈を打ち続ける


明日も

これからも

願いをこめて

記してゆく
















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