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結果 そういうことだ
ムラムラしてくる俺の体は無性にも熱を帯びている。それ故に視界さえもユラユラと蠢いていた。
布団に横たわる俺は染みのついた天井に目をむける。うっすらとした影が微かに映った。
あそこに女の子いる?
朦朧とする俺は天井隅にいる影に女の子の姿を捉える。俺は前田の言葉を思い出した。
想像は仮説にも勝る
それならば、今見えているあの女の子は俺の想像物なのか。前田よ。そうなのだろ。だが、時間をくれ。俺は考えてみる。俺は俺の心に問いただす。
安易な考え方はよせ。現実を見ろ。
俺は理性を保ちつつ冷静に天井に目を向ける。もちろんゆっくりと正確にだ。
絶対にいる 女の子 しかも金髪
いきり立つ心はムラムラする体を奮い立たせ俺の想像を遥かに越えてくる。理性なんぞどこ吹く風だ。
ンング
生唾で喉を濡らしそこにいる女の子に問いかける。しかしその女の子は何も言わず窓の外へと出ていった。
なんで?
愕然とする俺の右手はそのまま携帯を握りしめる。
オプション付き朝割お願いします ミキさんで
微笑たる風が窓の外を駆け巡っていた。
要するに暇なのである