異世界トリップ~巻き込まれ(?)た魔王の場合~
異世界トリップ
それは昨今小説のテーマによく見られる現象である
事故、あるいは神の悪戯もしくはミスによって異なる世界つまり異世界へとトリップ
つまりは旅行することである
(ちなみにこれにより発生した異世界転生というものもあるがそこは割合しておこう)
さて、なぜ今このような事を言っているのかというと_
「グルアアアアアアァ」
ガウンガウン
「グ、ガ」
私がいま絶賛トリップ中だからである
まあ、堅苦しいしゃべり方はここまでにして…
皆様こんにちは地球というところで魔王やってるナオです
本名は長いから言わないね~
ちなみに今いる世界の名前はフォティノ(名前なんてどうでもいい?うん、確かに)
さて、皆様も疑問に思ってるんだろうね
なぜ魔王である私が異世界トリップなんぞしているのか?と・・
それは、昨日の夜いつものようにすかーいぷでチャットしてたら
突然グループのリーダー含む何人かの主要メンバーの反応がなくなって
これはおかしいな~ってかんじでちょっくら精神飛ばして(ネットを通してどこにでも行ける便利スキル)とりあえずリーダーの部屋まで行ったら
あらま!なんということでしょう?!
なんとほかの世界の魔力の痕跡があったんだよね~
しかも一方通行な召喚陣の痕跡だからちょっと焦ったよ
しかもさーなんか詳しく調べたらグループで一番あほな子にみんな巻き込まれたっぽくてね~
これは彼らの慌てぶりを見・・ゴホンゴホン彼らを救出しに行かなきゃ!!と
魔力の残骸から場所特定してトリップしたってわけ!
ふふん、魔王たる私にはこのくらい朝飯前なのさ!(どやあ)
で、この世界についたとたん魔物に襲われたから
銃を使って撃退してました!
あ、ちなみに私向こうの世界で銃器の魔王やってます
まあ、でも向こうでは何もしてない引きこもりだけどね~(笑)
さーてと、もうこれ以上魔物と遭遇しないように魔力ドバーッと開放して~
よしよし、こっちでもちゃんと発動するねうん
あ、なんか何体か消滅しちゃったけどいっか★
皆の反応探そうっと
まあ、でもなんだかんだ言って皆図太いというか、悪運がいいというか・・・
うん、たぶん最悪の事態にはならないだろうな~ってのが私の見解
だからこそこうやってのんびりと探してるんだけどね
まあ、でも勇者が【二人】この世界にいるから何とかなるでしょ・・って
おいおいおい
「なんで君そんな処にいるのかな?!」
私が何を見たって?
それはあいつ自身に語ってもらおうか!
じゃ、私はこれからからかい・・ゴホンゴホン助けに転移するからこれにてドロン!
「うん、やっぱり魔王は愉快犯らしく行動してくれるよね~」
「ん?そうかな?」
「てか君も異世界に行くとは思わなかったよ」
「だって面白そうじゃん」
「ああ、そんなキラキラした笑顔で・・・」
「でも私のおもちゃに手を出した償いをしてもらわなきゃ・・ねえ?」
「お~怖い怖い」
「棒読みだから」
「俺に危害はないからね慌てるのはむしろ・・・ま、いいか」
((悪い笑顔だ…))
「「それでは感想よろしくお願いします」」
「これからの他のメンバーの動向も見てあげてくださいね~」