表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/26

真夜中のTalk

とあるチャットルーム。午前1時。


暗い目のトーンの背景。PHPファイルで作られたそのチャットルームに俺はいた。


エース:参りましたよー。まさかいきなり電波が遮断されるなんて・・・。


戸神:どこまでが本当なんだ?


エース:信じてないんですか!?


kite:当たり前っしょ?普通さ眩い光が起こって携帯の電波が届かなくなりよく見たら学校が崩壊・・・って。それ、普通ニュースになるでしょ?


エース:本当なんですってば 20121119.jpg


戸神:合成?


エース:違うって。


kite:何でニュースにならないわけ?


エース:た、確かに・・・。


一郎さんが入室しました


エース:こんばんわ


戸神:ばんわ


kite:ちわー


一郎:学校崩壊・・・?


□■

日曜日。

「山口くん。参った顔してるわね。」

俺たちは今日もフジ会館 楽屋で昨日に続き書類を漁っていた。

「全くだ・・・。ましてや英文まであるから・・・。」

「翻訳結果出たぞー・・・。ん?アンカープラン・・・?」

そこでどうやら乙が手がかりになりそうな名前をつぶやく。

俺と池田はささっと乙の前に広げられたPCを覗き込む。


が、そこに並んでいた文章は、αプロジェクトとさして内容は変わらず、結局進展はなかった。


□■

月曜日。

「はぁ・・・また今日から学校かぁ・・・。」

と、制服を身にまといつつ朝食を取りに下の階へと降りていく。

カチッとテレビのリモコンのボタンを押し込み、電源をつける。朝はニュースで決まりなのだが、俺はそこで異様なものを見ることとなる・・・。


「ご覧下さい。こちらの京命大学付属高等学校の有様を・・・」

―今、京命大学付属って言った?

そこで、俺は数日前に見たチャットの内容を思い出す。

あの、エースとか言うやつは俺と同じ学校だったのか!?


ピリリリリリ・・・。そこで俺の思考を遮るよう電話の音が鳴り響く。

「はい?山口です。あ、わかりました変わります。」

電話という合図を俺に出してくる。

「はい。変わりました。」相手は察した通り担任。

「正彦?ニュースでも話題になってるんだが、校舎が半壊してしまったんで、今日は休みだ。学校には近づくなよ?何でも”未来の新聞”が・・・」


―未来の・・・新聞?

まさか・・・手掛かり・・・?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ