決意のAnswer
「公表・・・一体どこに?」
「京命大学を馬鹿にしてる?あそこは政界にもパイプがあるんだから!」
「流石・・・。」
これで丸く収まる・・・。どうやら全員がそう思ったようだ。
まさに満場一致。
だが・・・。
「これでいいのか?俺は変な胸騒ぎがする・・・。」
エースがそうつぶやく。
「おいおい。さすがに文章に加えステルス機械を見れば政府関係者も理解するだろう?」
「・・・まぁ。」
「公表には3~4週間はかかるかしら。」
と、エースの言う言葉に耳を傾ける者などいなかった。
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とあるチャット。
チャットにくるのも久しぶりだった。
一郎さんが入室しました。
kite:あらこんばんわ!
一郎:ばんわ。あれ?今日はkiteさんだけ?
kite:うん。皆忙しいみたい。
一郎:こうして二人で話すのって初めてですね。
kite:あはは。そうだね。そういえば高校生だっけ?直接でいいから何高校か教えて!
PM→kite:京命大学付属高等学校です!
kite:あら奇遇。私も!
一郎:ってこのチャット同じ学校の人いすぎ。
PM→一郎:ちなみに名前は?
PM→kite:山口正彦です。
PM→一郎:知ってる知ってる。3組でしょ?あ、私は如月睦月。
PM→kite:今日も話したじゃん・・・。
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翌日。
「おっはー!やまぐっちー。」
「如月さん・・・。」
―まさかエースに続きkiteさんまでとは・・・。
如月睦月。同じ組の割と仲のいい女子。とは言いつつも・・・。
「睦月。今日の放課後なんだけど・・・。」
そこそこ可愛いからか。勿論彼氏いるんだけどね。
アンカープランやら能力的なものに目覚めてもそれを外部に漏らすことなど当然出来ず、日常では前も今も単なる男子高校生。
放課後。視聴覚室。
―相変わらずいい設備だな・・・。
まるで大学の講義を受けにくるための部屋と言わんばかりにいい設備の視聴覚室。
入るとそこには既に10人程度の男女が必死に教科書を見ている。
今日は物理の追試。まさか凡ミスで落とすとは・・・。と思いつつ俺は割り振られた席に腰を下ろす。
「ぐっちーも?」
「如月か・・・。俺は物理は出来るのだが、今回は電車の中でしか勉強しなかったんでな!」
「でも追試は追試じゃん。ははは。」
―痛いところを突くな・・・。
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存外出来た・・・。
「ねぇ。ちょっと相談があるんだけど。」
「ん?彼氏との約束はいいのか?」
視聴覚室前の廊下に出たところでいきなり深刻そうな顔をして、話を切り出す。
同時刻頃。1年3組の教室。
俺たちが普段授業を受ける教室。基本教室には鍵はかけられないためすんなり入ることが出来た。
「で、話ってのは?」
「うん。彼氏のことなんだけど・・・。最近うまく行ってなくって。」
なるほど。そりゃ深刻な顔にもなるな・・・。一人で勝手に納得。
「如月の性格なら割とうまく行きそうな感じもするけどな。」
「別れたい。でも、あいつ直ぐに泣く。」
「それは弱いな・・・。」
「でしょ?」
そこで俺は不意にいらないことを思いついてしまう。
”なかったことに出来る能力”を使い、如月と俺の関係を保持しつつ彼氏とのことをなかったことにしてやれないだろうか?
「なぁ。詳しいことを紙に書いてくれないか?折角頼ってくれてるんだ。しっかり考えたい・・・。」
「?。いいけど。」




