表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/5

就寝

長々とした授業が終わると、これから就寝時間までの間は放課後という扱いになっている。

この時間は、晩御飯、自習、部活、趣味、風呂などの時間にあてられている。

もちろん、別々の部屋で就寝することになる男女が共に行動することもできるが、結構目立ったりする。

だからと言って、同じ班なのだから、レポート制作も集まってすることに、何の矛盾はないだろう。


「で、生物の宿題なんだけど」

友人が今回集まった理由である宿題についてすぐに俺たちに聞いた。

「血を飲まずにはいられない理由について、だったね」

「そ。確か、血漿に理由があるんだったな」

その血漿の中に、俺たちが自力で作ることができない必須アミノ酸があるらしい。

それを摂取するため、俺たちは血を求めていたそうだ。

だが、今はトマトジュースを飲むことによって、そのアミノ酸を摂ることができるため、血は必要ではない。

そのような教育も、此処では行われている。


予鈴が鳴った。

リンゴンガンゴンという、すでに聞き慣れて久しい音が聞こえると、そろそろ就寝の時間となる。

だから、皆、それぞれの寮へと戻ることになる。

「じゃあ、また明日」

「おう、また明日」

友人たちとも別れて、顔を洗ったり、風呂にはいったり。

それから1時間もしないうちに、再び同じ音が聞こえてくる。

今度は、就寝時間を知らせる鐘の音だ。

「おやすみ」

自然と暗くなる光の中で、俺たちは、ゆっくりと眠りに落ちる。

明日のことを夢見ながら。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ