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門衛
天守は3つの濠に囲まれており、内側の濠ほど深くなっているように見える。
もっとも、盛り土をしているようで、内側ほど土の高さも高くなっているのだが。
門はそんな天守の濠を超えるように橋状になっている。
その前に門衛が3名おり、それぞれが武装しているのがはっきりと見えた。
「待て!」
俺たちは門衛に制止されるが、その時、門の向こうから駆けってくる人がいるのが見えた。
「待て待て待て、門衛どもよ」
明らかに身分が高いいということが分かる。
その証拠に、門衛が一瞬で敬礼をしていた。