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第十七章

 87日目。


 かなりの緊張で余り寝られなかったが、いつもの朝の祈りをみつかいさんへと、今ある現状など諸々に感謝をする。


 俺達はアギレンさんが作ってくれた簡易朝食、スープとパンを平らげ、更には昼食用に携帯食として硬めのパンに、塩漬けしただけの肉と葉野菜を挟んだ、なるべく匂いがしないサンドウィッチを持たせてもらって宿を出た。


 「ハーデン。昨日は予定が変わって悪かった。改めて謝罪する。申し訳ない。この埋め合わせは近いうちに必ずする。」

 「いやいや、あれは師匠のせいじゃないから謝んなよ。」

 「そう言って貰えると助かる。次は楽しみにしててくれ。」


 俺は昨晩、ハーデンに新しく買った魔剣を抜かせて、その剣が簡単には扱えない現状を知って貰った上で、新しく作った木刀での稽古を、どの状態を目指して行う事でその剣を振る事が出来るかを説明する予定であった。


 が、魔法を織り込んだ手榴弾の発見によって、急遽予定は変更され、数人を含めた盾と魔法の訓練になり、それに参加したハーデンは魔力切れで寝落ちして、今を迎えている。


 「しかしよっ!師匠の昨晩の魔法の訓練は結構為になったぜ!」

 「そうなんですね。ハーデンはあの訓練のどの辺りが為になったのですか?」

 一緒に訓練には参加していたが、ほぼ見学だったマインがハーデンに問う。


 「あ、あー、あのよう。あ、あれ、あれだよ。」

 ハーデンの慌てように、マインはハーデンが俺に気を使って言ったのだと気付く。


 「あ、あれですか?それぞれの目的に特化した訓練をすることで、自身の魔法精度を高める所とか?」

 「そ、そうそう、その魔法精度って言葉が出てこなかったんだ!」

 「お、俺は、まだファイヤーボールをただ撃ってるだけだから、その先を知れた感じだったんだ!」

 「そ、そうですよね。先の状態を知れるのって、為になりますよね。」


 そうこう話していると南門に着く。俺はこんな他愛もない話で、緊張がほぐれている事に感謝する。


 門には殆どのメンバーが集まっている。いずれも緊張の顔を張り付けてだ。

 マインもハーデンもその様子にのまれ、皆と同じような緊張の顔に変わる。


 「まあ、準備は万端だ。後はなるようにしかならん。出来る事をやるだけだ。」

 俺の言葉で、二人は少し緊張を解いた。


 もう間もなく1の鐘だ。そこにギルマスが

 「もう間もなく1の鐘だ。作戦開始だ。皆、気を引き締め準備に取り掛かれ。」

 「打合せ通り、ひゅうごのパーティーを先頭に、玄武、白虎、翼、漆黒、鳳凰、疾風、黒龍、蒼龍の順で進み、それぞれの斥候が旗を確認出来なくなった瞬間に赤旗、それを確認し、次のパーティーが戻って確認出来た時に青旗、それが待機位置だ。」

 「了解!」

 と、全員が発する。


 「ひゅうごは後ろを良く確認して、先走らんようにな。」

 「りょーかい。」

 俺は呆れたように返事する。


 すると1の鐘が鳴り、作戦開始となる。

 俺は、

 「行くぞ!」

 と、マインとダンとマルティアとビルカーヌに向かって言う。


 俺は全員を操影に載せ、後ろの進み具合を確認しながら進む。

 俺達のパーティーは陽動作戦終了時に、殿にならない様に行きは全て俺の操影の上で体力温存しての移動だ。


 ダンも、初めての操影に乗る二人も、昨晩の訓練の合間に行った操影の移動での乗り物酔い訓練のお陰で、殆ど問題なく進行出来た。


 すると、砦の監視員の赤旗に反応して、蒼龍の爪のメンバーが止まり、少しずつ下がり、監視員の旗が青に変わる場所で待機した。

 砦から7,800mといった所だ。

 そして、蒼龍の斥候が我々の進行を凝視する。


 また暫くして、蒼龍の斥候が赤旗を上げたのに黒竜牙のメンバーが反応する。

 黒龍牙は少しずつ下がり、蒼龍の斥候の青旗を見てそこに陣取る。

 蒼龍から5,600mといった所。

 

 その次は黒龍牙の斥候の赤旗に、疾風煉我が待機する。

 大体6,700m位の位置だ。

 

 その後疾風煉我の斥候が、鳳凰の斥候の赤旗に。

 大体7,800m位だ。


 その後炎の鳥斥候が、漆黒の炎の斥候の赤旗に反応して少し戻る。

 大体8,900m位だ。

 それに俺だけ付いて行き、鳳凰が青旗を出した所に黒穴出を作り、拘束されたゴブリンメイジを2匹取り出す。

 俺はその2匹の拘束が今でもしっかりされているのを確認すると、

 「では、手筈通り、この2匹をここに預かってくれ。」

 「あぁ。」

 返事を聞き、先頭集団に戻る。


 そして進むと、漆黒の炎の斥候の赤旗に、ギデルが反応し、我々先行部隊が止まる。

 俺達は少し戻り始め、漆黒の赤旗が青に変わった所で止まる。


 「ここが第一作戦本部だな。」

 「それでは玄武の先行隊は向かってくれ、そして戦闘が開始されたのを合図に俺達陽動班は身隠しを行って砦方面に向かう。」

 「あぁ。」

 「はい。」


 「そして周りのゴブリン小隊が集まり始めた所で残りの玄武の部隊が合流してくれ。」

 「分かってますよ。完璧なタイミングで合流してみせますよ。」

 「頼りにしてる。」

 「そうしてください。」


 「では玄武、斥候部隊、索敵と接敵、開戦してください。」

 「はいっ!」

 そうして玄武の5人が森の奥へと入っていく。

 斥候部隊だなんて、本当に玄武にピッタリの役割だったんだな。


 「その後はギデルが俺達からの合図を見て、成功なら玄武のフォローを、失敗なら撤退指示を告げに。だが、失敗はしないがな。」

 「分かってる。青旗を確認後、白虎を送ってお前らの動きを見守るよ。」


 「いや、翼は白虎と共に玄武のフォローをしてほしいんだが。」

 「いや、ゴブリンの5,60匹程度なら、玄武だけでももつだろうし、白虎が加わればお釣りがくるぜ。」

 「そ、そうなのか。」

 「あぁ、だから全体のフォローは俺がしてやるから、お前は後ろを気にせず自分達の出来る事をやってこい。」

 「あ、あぁ。」


 「じゃあ、俺達はここで動くぞ。」

 「おうっ。」

 「はい。」

 俺は陽動班のメンバーに声を掛け、作戦行動に入る。


 俺は操影に陽動班の全員を乗せ、自身に身隠しを張る。

 そしてマインが自信を含め残りの4人を身隠しで覆う。

 そこで静音を優先して最速でゴブリン偵察部隊リーダーの小隊を、索敵を行いながら殲滅出来る位置まで移動する。


 索敵でそれだと思う位置のゴブリン小隊を確認。視認出来る位置まで近づく。

 「マイン、リーダーが居たぞ。この距離からドレイン掛けられるか?」

 「はい。問題ないです。」

 「じゃあ、カウント3で一斉にMPドレインだ。いいな、カウント3」

 後は声に出さず心の中で0を発した所で。

 MPドレイン!MPドレイン!MPドレイン!MPドレイン!


 俺とマインで連続でリーダーにドレインを掛け、昏倒させる。

 そこにすかさず俺だけが近づき、残りのメンバーに向かう。


 「シュシュッ」

 「ギギッ」

 俺はゴブリン偵察部隊リーダー小隊に近づくと、黒虎徹を抜き、殆ど音を発することなく、4匹のゴブリン達の首を切り落とし、倒れているリーダーの首も切った。

 そして5匹の死体を黒穴引に入れる。その際それぞれの懐に手榴弾が無いか探る。

 すると、リーダーの懐に1つ入っていた。それを回収する。


 「やはりな。」

 俺はそれを回収すると、俺の仮説がほぼ全て合っていると確信した。だが、それでも先にギデルへの連絡だと、ダンとマイン達が待機している所まで戻った。

 ダンにギデルに向けて1の旗と青旗を見せるように指示する。


 俺が確信した仮説とはこうだ。

 この手榴弾は発動するのに闇属性の魔力が必要だ。

 それは最初の手榴弾を確認した時に感じたものだ。

 ゴブリンアークメイジに握られた手榴弾の親指の所に有った、他とは違う素材とは、魔力を感知する系統の魔石だった。


 俺はそこに違和感を感じていたが、先程の偵察部隊リーダーのゴブリンもアークメイジであった。

 MPドレインした時の感触と、回収した死体の装備で確信した。


 ここで大きく2つの事がはっきりとした。

 この後の籠城戦を行う際に、この手榴弾を投げるであろうジェネラルの側には、手榴弾を起動させられるアークメイジが居り、そしてそのアークメイジこそが第一攻撃目標であるという事だ。


 俺が砦の調査を行った際に、ホブゴブリンを100匹程確認したが、いずれも戦闘型であった。

 100匹も戦闘型なのに、その上のジェネラルに突然アークメイジ兼投擲型が居ると考えるのはかなり低確率だ。

 それにその者がそうであったとしても、そいつが第一目標になるのは今まで通りだ。


 今回のリーダーといい、先日のアークメイジといい、恐らく手榴弾を100m以上投げられないだろうに、それを持たされてたのは、いざという時、自身も巻き込まれても良い様な状況、すなわち自身が手詰まりで、死ぬかもしれない時の為に持たされたと。

 そして先日のゴブリンアークメイジはその時だと、そのスイッチを押していたと。


 そう考えると、先程のリーダーにも手榴弾は1つだけだったのも納得だ。


 そして、はっきりとしたもう1一つとは、今俺が持っている手榴弾を、俺ならば発動させられる事。それは、これから行う砦内での揺動に非常に役立つ、という事だ。


 俺はダンがギデルに信号がしっかりと伝わったことを確認すると、また全員を操影に乗せる。

 俺は俺の身隠しを、マインが残りの人員に身隠しを行い、見張り台が望める、先日俺が登った高い木を目指す。


 俺はその高木の麓に着くと、ダンを残し、身隠しをされたままの3人を、操影で高木の丈夫そうな枝に乗せる。

 俺は、その行動の直前にマインに声を掛けていた。

 「俺が皆を木の枝に運んだら、砦の麓に向かう。その後の木の枝から降りる事と、街の砦までの撤退はマインが指揮を取って撤退してくれ。」

 「承知しております。」

 「そ、そうか。なら頼む。」

 「はい。」


 その言葉を聞き、俺は最速で砦に向かい、跳ね橋の掛からない川を操影で越え、跳ね橋兼砦の門になっている大扉の端に位置どる。


 砦の見張り台を攻撃され、即座に俺の目の前の大扉は、砦のその前にある川の橋に変わった。

 そして、その扉から出てくるホブゴブリン達を、操影で足止めし、影刃でまとめてそれらを屠る。


 そうこうしてる間に、そこの見張り台が落ち、砦の攻防が確認出来なくなると同時に、跳ね橋を上げ始めた。

 俺は上げ切られる前の大扉の隙間から内部に侵入し、身隠しを使って物陰に隠れる。


 落ち着いて周りを見渡すと、かなり内部は混乱していた。予想通りだが。

 俺はその混乱に乗じ、身を隠しながら砦内のゴブリンやホブゴブリンを間引いていく。

 混乱は更に大きくなっていく。


 それは俺の存在が明らかにされるのは避ける為、それ程の数を間引くことは出来ないが、なるべく見つかり難い集団の最後尾の数匹や、路地裏でたむろしている数匹等を間引き、黒穴引で死体を回収して犯行を隠しつつ移動した。


 それで、先程まで後ろに居た同僚が居なくなっていたり、集合の声を掛けに入った小部屋の中はもぬけの殻であったりと、徐々に混乱を大きくする原因を作っていた。


 そうこうしていると、東の見張り台から冒険者パーティーの数組が、街へと撤退している姿を見付けたのであろう。砦の中央からどんどんと追っ手を出す指示が飛ぶ。

 20数匹から30匹程度の中隊が東門から飛び出していく。


 俺は先程まで、索敵を玄武の接敵地点まで伸ばして、集中して確認しており、その玄武らしき15名の人間に、白虎らしき5名が加わったことでおよそ60匹のゴブリンを殲滅し、撤退に入ったことを確認している。

 そしてその少し前にはマインとダンの班が既に撤退していたことも。


 そこで俺は陽動作戦は成功したと判断し、俺の思う行動に移る。

 今まで通り、ばれない様に間引きをしつつ、あるものを探す。有るか無いか分からないのに。


 兎に角、一番は俺自身が見つからない事を前提に行動し、二番にはあるかもしれないものを探しつつ、三番は間引けそうな奴らを間引く。

 どの位の時間そうしてたのだろうか。そうこうしていると、とうとう見つけた。有るかもしれないと思い探していたものを。


 俺はそれらを見付けると、それらを隠していた者に見つからない様にその小部屋に侵入し、それらを保護し、それらを奴らに見付からない様な所に隠した。


 これで俺の第一ミッションはクリアだ。

 次は第二ミッション。ここに残った戦力を殲滅だ。


 俺は身隠しを解き、その場にいるゴブリン達を次々と操影と黒虎徹で薙ぎ倒す。

 奴らは砦の中心部に突然現れた敵に対し、どう対処するのかを全く考えられない様で、兎に角集まって攻撃してくる。


 そんな集団をこの迷路のような路地を上手く使いながら、ことごとく倒していく。

 それでもここは敵本陣の内部。どんどん敵は集まってくる。

 ここまで集まっては難しいと思えた時点で、身隠しを発動し、その迷路を利用し身を隠し、移動し、また、体制を整え迎撃する。


 しかし、それらを繰り返していても、半分近い戦力が残された要塞。ここには最高指揮官も存在する。

 いつしか、ただ集まっては襲ってくる輩達は統率された行動にて攻撃してくる。

 「ジェネラルか、キングのお出ましだな。」


 俺はそう独り言をぐちると、そこはこの砦の中で、唯一障害物の無い、だだ広い空間。

 それは、訓練場か闘技場なのか。その広い空間の周りは2m程の高さの壁で楕円献上に囲まれており、その上には観客席と呼ぶには余りにも粗末だが、人、ゴブリンが見学出来る程の席の様な物が並べられている。


 その闘技場?の中には一番奥にゴブリンキングの姿が。その前には1匹のジェネラル。その前を守る様にホブゴブリンの集団。その中には今まで確認されなかった、メイジ系やアーチャー系のホブゴブリンも数匹。


 俺は完全に嵌められた。

 逃げ回りながらの対集団戦にて、自身が有利に立ち回れる様に移動を繰り返してきたつもりだったが、いつしかここに誘われていたと。


 まあ、この状況も、多少想定内ではある。

 俺は、ゴブリンキングが逃げ出して、次の機会を作られたりや、俺が居ない所で街の籠城戦に参加されたりするのは一番避けたいと考えていた。

 その最悪のシナリオよりはましだ。


 まだ戦った事のない、ゴブリンジェネラルやゴブリンキングの実力が、どの程度のものなのかが分からないし、この陣形を取っている時点で、どの程度の戦略知識があるのかも未知数だ。

 しかし、それらが多少高いレベルのものであったとしても、奇襲になり得るものは用意してある。


 俺は小競り合いしながら入ってきた闘技場?の入り口を、その小競り合いの相手は殲滅した後影盾でふさぐ。

 そして、言葉が通じるかも分からないが、一応口上を述べる。


 「俺は冒険者のひゅうご。ここで降伏すれば、条件次第で命だけは保証する準備があるが、どうだ?」

 辺りの者が一気に騒ぎ立てる。その中でも一際大きな声の持ち主が応える。


 「グゥワッ ハッ ハッ ハッ ハ!」

 「ゴノ ジョウキョウ シテモ ソノ コトバ!」

 「オロカデ バカデ チイサキ ニンゲン」


 人間語が通じただけで感心する。

 「お前たちの、後ろ盾をした者を吐けば、命だけは保証すると言っている!」


 「グゥワッ ハッ ハッ ハッ ハ! ハッ ハッ ハッ ハ!」

 「ソンナコト ハナス ハズモ ナイ!」


 俺は、この言質が取れただけで完璧。

 後ろ盾が居て、それは人間であることが確定。


 「それなら、こちらから参る!」

 俺はそう言って、黒粒界を纏い、その前方に影盾を3層作り、影移動でゴブリンキングに向けて一直線に向かう。


 「ドサッドサッドサッ」「ドサッドサッドサッ」「ドサッドサッドサッ」

 ゴブリンの束を掻き分け、ホブゴブリンの束の中腹で失速し、俺は懐の物を即座に取り出し、それを発動しゴブリンキングに向けて投げる。


 俺は先程回収した手榴弾を手に、操影で敵の防御陣に突っ込み、踏み止まった所で目的地へと向けて投げた。

 それは俺の投的力では、キングまで届かない事は明らかだが、その殺傷力は100m近くある事と、殆どの防御を無視出来る事から使った。

 この場での被害状況と、この武器を知る者の対処方法を知る為に。


 俺は手榴弾を投げた直後、その突進してきた道を影移動で瞬時に後退し、影盾をもう3枚発動させ、その爆発に備える。


 「バッバーーーーッン!!」

 10のカウントと同時に轟音が炸裂した。


 その場は大騒然、手榴弾の威力でその周りのホブゴブリンとゴブリンが一斉にやられている。

 ゴブリンキングはと見ると、その前に立ちはだかったゴブリンジェネラルがそれが持つ大盾で、キングを護ったのだ。

 残ったゴブリンジェネラルは大盾使いだった。

 厄介だ。


 しかし、俺は、この騒動の中に、昨日捕獲したワイルドボアの2体を、ここで放つ。

 本来はこの2体のワイルドボアは、MPドレインの対象であったが、この場を攪乱するには最適。


 放たれたワイルドボア2体は、それぞれの目の前にいるゴブリンと、その先のホブゴブリンに向かって突進していく。


 俺はそれを無視して、一直線にゴブリンジェネラルとゴブリンキングの2体に向かって行く。

 が、ジェネラルの盾は完璧であった。


 俺の攻撃のほぼ全てを受ける。そこにキングが俺に向かって渾身の攻撃を放つ。

 その攻撃は俺のみならず、ジェネラルを巻き込もうとしても尚にだ。


 この俺の攻撃を防がれる事への屈辱を抑えても、その防いだ者に対して敬意の無い、敵と同時に殺しても構わないという態度に、俺は憤りを感じる。


 が、それもこちらの勝手な考え方の押し付けである。

 そこに囚われず、何とかこの状況の打破を考える。


 ジェネラルは俺の放つ全ての攻撃を受ける事だけしか考えない。

 キングはジェネラルが俺の攻撃を何とか止めてくれるが、ジェネラルのことすら考えず、俺を屠る事だけ考える。


 そこに何か勝機が有る筈。


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