闇呼戦争
※闇呼戦争とは
闇呼戦争は、神無歴128年 夜の月~130年 想の月にかけて続いた戦争。
及び、その最中に頻発した各地の戦いを総称した呼び名である。
神無歴において2番目に大きな戦争とされており、
内容が複雑なため、時系列を箇条書きで記し、
その後詳細を記載する。
細かな内容は各動画のエリアガイドで記すこととする。
★神無歴128年 夜の月★
...ネ―メシス教国がマギア独立魔法連邦に対し宣戦を布告する。
教皇アトライアの命により、
ネーメシス教国内に居住するマギア人がヘィル監獄へと収容される。
★同年 声の月
...マギア独立魔法連邦、緊急議会を招集。
ネーメシス教国を「明確な敵国」と位置づけ、
「三国魔導連盟に対する極めて悪意ある裏切り行為」として非難。
同時に、報復の必要性について満場一致で決議される。
...マギア独立魔法連邦が学院国家ロザリアに対し、同盟軍への参加を要請。
★同年 進の月
...マギア独立魔法連邦および学院国家ロザリア、三国魔導連盟の破棄を宣言。
両国間において**「二国魔導連盟」が締結**される。
...「捕虜の解放」を名分として、二国魔導連盟軍がセレテミス大陸への進軍を開始。
エクシオ地方・ぺリメレ海岸において**「第一次上陸作戦」を展開**。
★同年 列の月
...「第一次上陸作戦」において、二国魔導連盟軍が敗退。
...各地の「無きはずの神」の墓所にて、大量の魔力放出が頻発。
★同年 譚の月
...ス・カディ多種族連邦を中心として、諸国がマギアおよびロザリア両国に対し、
魔力放出に関する説明を要求。
★神無歴129年 奏の月★
...ス・カディ多種族共和連邦において、
ネーメシス教国および中立国ダルダニアを除く諸国家の代表者が一堂に会し、
同連邦の最高議長エーヴェル・カーディナル・ローレーンの主導により、
「国家代表緊急会議」が開催される。
★同年 響の月
...マギア独立魔法連邦、学院国家ロザリア、貿易都市ウールカ、ミズガルズ王国、
ス・カディ多種族共和連邦の5か国によって「レイディアント同盟」が締結される。
★同年 鳴の月
...「レイディアント同盟軍」がぺリメレ海岸に進軍し、「第二次上陸作戦」を開始。
★同年 魂の月
...オーガ族がス・カディ連都へ侵攻(通称:雪原の喜劇)。
★同年 舞の月
...「第二次上陸作戦」にてレイディアント同盟軍がぺリメレ海岸を制圧。
同盟軍は旧ネーメシス草原(現パリス草原)へと進軍を継続。
★同年 夜の月
...旧ネーメシス草原をレイディアント同盟軍が制圧(湿原騎士団玉砕作戦)。
ネーメシス教都への進軍を開始(教都制圧作戦/ヘィル監獄解放作戦 開始)。
★同年 声の月
...ネーメシス大教会をレイディアント同盟軍が制圧。
★同年 列の月
...ヘィル監獄をレイディアント同盟軍が制圧。
...ヘィル監獄を中心として広範囲かつ多量の魔力放出が発生。
教都が甚大な損壊を受け、同時に「忌神」および「魔族」が出現。高濃度の「魔気」も発生。
...ネーメシス軍および同盟軍は、異常事態を受けて停戦(実質的な戦意喪失)。
魔族の対処、および民間人・重症兵士の避難・救助活動を開始。
★同年 譚の月
...各地において「魔族」が出現。
...ダルダニア中立国およびセベト族の協力により、
セレテミス大陸北東の「海辺の祭壇」にある「転送輪」が解放。
同時に、ダルダニアの「神風飛空船団」が救助活動を開始。
...魔力放出の中心地であるヘィル監獄にて、セベト族が封印作業を開始。
...シンティア神山地にて一時的な大量の魔力放出が発生。
これに伴い、「魔気」および各地の魔族が突如として消失。
★神無歴130年 想の月★
...ス・カディ多種族連邦において、第二回 国家代表会議が開催される。
...同会議の結果、ス・カディ最高議会により終戦が宣言される。
この戦争は、ネストール諸島を治めるマギア独立魔法連邦、
アンブロシア大陸中央に位置する学院国家ロザリア、
セレテミス大陸南に位置するネ―メシス教国を始めとした国家同士の戦争であり、
神無歴で2番目に大きな戦争である。
(1番大きな戦争は神無歴192年に勃発した「帝国戦争」とされている。)
上記の3国は、神の遺産「魔法」によって文明を築いたという共通点を持つ国家であり、
各3国は手を取り合い、「三国魔導連盟」を結び、
文明進化のために各々が助言や支援をしあっていた。
しかし連盟が結ばれた18年後の神無歴128年に、その状況は陰り始める。
ネ―メシス教国の教皇アトライアが「星神」のお告げを元に神無歴128年 夜の月に突如、
マギア独立魔法連邦に宣戦を布告したのである。
(実際は忌神であるが、教国はそれを知らずに信仰していた。
この詳細はこの先投稿する動画にて追及することとする。)
「マギアの聖女信仰はレイディアントを滅ぼす魔女崇拝。マギアは文明を脅かす異教信国」
として、ネ―メシスは宣戦布告と同時に、
国内のマギア領事館の人間を始めとしたマギア国民をヘィル監獄へと収容。
マギアの連邦局は急遽議会を招集し、戦の準備を進めると同時にロザリアに援助を要請。
両国は三国魔導連邦からの除名を宣言し、新たに「二国魔導連盟」を結び、
ヘィル監獄にて捕虜となっているマギア国民の救助を名分として、
神無歴128年 進の月に連盟軍はネ―メシス教国が存在するセレテミス大陸へと進軍。
ぺリメレ海岸にて「第一次上陸作戦」が開始される。
当初の予測では「ネ―メシス教国軍は連盟軍に比べて数が乏しく、
なおかつ純粋な魔法力の衝突」であるため数で勝る連盟軍はこれを簡単に制圧できると過信。
両国共に遠征の軍員を必要最低限に絞り、
マギアに関しては主力戦力を本国に防衛配備していた。
しかし、ぺリメレ海岸にて教国軍から想定外かつ異常な程の反撃を受け、
作戦開始から6日後には戦力の7割を削られ壊滅状態となる。
原因は「星神の加護」によって、ネ―メシスの魔導兵たちが人外の魔力を得ていたからだとされている。
これを受けて連盟軍は態勢を新たに整えるために上陸作戦を中止、撤退することとなる。
そしてこの第一次上陸作戦以降、各地に点在していた「無きはずの神」の墓所が、
原因不明の小規模魔力放出による爆発を引き起こすようになる。
付近の小さな村や街は跡形もなく消え去り、
これを重く見たレイディアントの各国はマギアとロザリアに対し事態の説明を要求。
神無歴129年 奏の月にアストレア大陸北のス・カディ多種族共和連邦にて、
ネ―メシス教国と中立国ダルダニアを除いた全国家の代表者が集まり、
多種族共和連邦の最高議長エーヴェル・カーディナル・ローレーンによって
「国家代表緊急会議」が開催される。
その後、各国家は一時的に手を結び、「レイディアント同盟」を締結。
約10万以上の兵からなる同盟軍を集結させ、
神無歴129年 鳴の月にぺリメレ海岸へ進軍「第二次上陸作戦」を開始する。
作戦指揮は魔法に優れたマギアの議長兼最高魔導院長
オーブリー・セバスティアン・エッシェンバッハと、
ロザリア学院魔導専攻部門責任者
アンセルム・フランソワ・ド・ヴェルサーヌの二人が担当した。
このときの我彼兵力差は
同盟軍...13万5193名
ネ―メシス教国...7832名
とロザリア学院書庫の歴史書には記録されている。
しかし、クロリスハイム王宮の禁書の棚にある文献の記録では
ネ―メシス、ケプリ連盟...1万3275名
と記録されている。
なんにせよ、単純兵力で見れば圧倒的に同盟軍が勝っており、
この戦争はすぐに終結すると思われていた。
しかし、星神の加護の力を受けていた教国軍の魔力は凄まじく、
作戦の開始から2週間後には約3
万人の同盟軍兵士が戦死している。
(だがむしろ、2週間の間に戦死者を3万人程度に抑えられたのは奇跡であり、
作戦に参加していた各国の名将たちは戦後に大きく評価されている。)
更に時期を同じくして、
アストレア大陸を根城としていたオーガ族がス・カディ多種族連邦領内に侵攻。
上陸作戦への軍に多くの人員を割いていた多種族連邦は、
オーガ族約5000の軍勢に対して、わずか2500人で防戦を余儀なくされる。
しかしこの戦いは、「勇気の自警団」の尽力によってス・カディの勝利で終結している。
これは後に「雪原の喜劇」と呼ばれた。
(この雪原の喜劇については後の動画で解説することとする。)
上陸作戦ではネ―メシスの驚異的な反撃により、一向に戦線を上げれない同盟軍だったが、
その後ロザリアの戦術学部教授ギルバート・エドガー・ド・ヴェルサーヌ率いる
少数精鋭の学魔団が到着。
強力な魔力をもつ魔導士7名で詠唱するロザリアの禁忌魔法「触死結界魔法障壁」によって
無理やり戦線を押し上げ、
ようやくペリメレ海岸を制圧することに成功する。
その後同盟軍は、同年の舞の月に旧ネ―メシス草原(現パリス草原)へと進軍。
しかし教国軍が張り巡らせていた魔法地雷に足踏み状態になり、
またもや戦線は膠着してしまう。
だが当時、大量の人員で構成される同盟軍への物資補給線は、
内容や安定性に欠けており、戦いが長引けば容易に枯渇するような状態であった。
これに対して、連盟軍に参加していたミズガルズ王国の湿原騎士団は状況を打開するため、
玉砕作戦を独断で決行。(玉砕作戦に関しては後の動画で解説することとする。)
地雷原を真っ直ぐと突き進み、
自らの体を犠牲に踏み抜いて後続軍の活路を見出すのが目的であった。
この湿原騎士団の玉砕作戦によりネ―メシス教都への進軍ルートが開き、
戦線は大きく動き出すこととなる。
その後 夜の月に同盟軍はネ―メシス教都へと進軍、
「教都制圧作戦 / ヘィル監獄解放作戦」が展開されることとなる。
教都内で同盟軍とネ―メシス軍の激しい戦いが続き、
作戦開始から1か月後にようやく教都中央のネ―メシス大教会を同盟軍が制圧。
ネ―メシス教皇アトライアはこの時逃走しており、後に自害している。
この時点で既に同盟軍の戦力は約4.5万人。
ネ―メシスは約6000人にまで減っていた。
教都と大教会を制圧した同盟軍は更に進軍し、約1か月後にヘィル監獄を同盟軍が制圧。
囚われていたマギア国民も救助されたが、生存していたのは僅か7名だったとされている。
マギア連邦内に保管されている当時のヘィル監獄の名簿によれば、
(捕虜数は700人以上いたと推測できる。)
大教会を制圧し、ヘィル監獄を解放した同盟軍だったが、ここで問題が発生する。
ヘィル監獄を中心として多量の魔力放出が発生し、膨大な「魔気」が放出した。
同時に遥か昔の「古代神戦争」によって眠りについていたとされていた「忌神」が、
ヘィル監獄の地中から魔族と共に這い出てきたのである。
この時ヘィル監獄の下層にいた兵や捕虜は、濃度の高い魔気によって死亡したとされている。
魔力放出の影響はすぐに教都にまで及び、
教国軍、同盟軍問わず兵や民間人の大半が消失
(遺体が見つかっていないため、死亡と断言できず。)
これを受けて、生き残った両軍合わせて1.5万人程度は、
その理解不能な状態の中、手を結び、生き残った民間人の救出と教都からの脱出を試みる。
この時、消沈する兵や民をまとめあげたのは、
救護班として参加していたロザリア学院高等部魔法薬学科2年生の生徒たちであった。
そしてこの頃、各地にも魔族が出現。
各国家の都や拠点を襲撃し始め、各国はその対応に追われることとなる。
これによりネ―メシス教都の避難救助支援は大幅に遅延してしまう。
この状況を受けて、戦争に参加していなかったダルダニア中立国は、
アンニール地方のセベト族に協力を仰ぎ、
アンブロシア大陸とセレテミス大陸を結ぶ転送輪を解放、
避難民や重篤状態の兵を逃がすためのルートを開通する。
ダルダニア中立国は「神風飛空船団」を動員し、空からの避難救助支援を開始。
同時にヘィル監獄現地にてセベト族が魔力放出の封印に着手することとなる。
これらにより、民間人含め生存していた兵士の半数程は教都から退避することができたが、
魔力放出による魔気の影響と魔族は依然として猛威を振るい、
教都周辺を不毛の大地へと変えていった。
やがて教都制圧作戦の開始から実に3か月が経過した 列の月 の頃に、
アンブロシア大陸の北に位置するシンティア神山地にて
忌神発生時と同じ程度の魔力放出が観測される。
この魔力放出直後から各地の魔族が消失し、教都周辺の魔気も突如消失。
原因不明のまま、この大惨事は終結することとなる。
やがて年が明けた神無歴130年 想の月、
ス・カディ多種族連邦にて二度目の国家代表会議が催される。
この会議には、元ネ―メシス教国の上層部も出席することとなった。
やがて、終戦が宣言され、闇呼戦争は終戦した。
ネ―メシス教国の生存者たちはス・カディにて軍事裁判にかけられるが、
全員なにも言葉を発しなかったという。
(当時の裁判官の記録によれば、発しなかったというよりは、何も言葉をもっていなかった。
に等しい印象を受けたとされている。)※
構想/Production…HinataSato




