表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/14

★神について

★神について


レイディアントにおいての「神」とは、

神無歴以前の時代「神歴」を統率していた存在を指す。

それぞれの神には、対となる「鏡神」が存在し、

光の面を司る者を「表鏡神」、

闇の面を司る者を「裏鏡神」と呼称する。


彼等はそれぞれ、固有の力や事象を持つ者が大半だが、

そうでない者も存在する。


「神」の名を持つ者は、共通の力として、

強大な魔力を有しており、

その威力は「神無歴」において猛威を振るう。


「帝国戦争」や「闇呼戦争」での出来事で、それは顕著に現れている。


それでは、下記にて彼等を解説していこうと思う。



★神々


・創明の輝神レイディア

神々の中で最大の権限を有しており、

「秩序」と「信義」を司る存在。

裏鏡神は「混沌」と「利己」を司る堕明の忌神バヴェル。


神歴を築いた者であり、その頂点に座する者。

弱き闇「人間」を光の世界へ導いたが、

同時にバヴェルの怒りを買ってしまう。

これが原因で「古代神戦争」が勃発した。

後に、自らを犠牲に忌神バヴェルを封印し、

自身もシンティア神山地で封印されることとなる。



・豊穣の陽神ロヌフォア

太陽と自然の管理を任された者で、

「均衡」と「救済」を司る存在。

裏鏡神は「破綻」と「排他」を司る愛欲の幼者エリヌス。


古代神戦争の最中に、

冥と地上の均衡を「愛欲」によって

破綻させようとしたエリヌスを封印したが、

自らの鏡神を封じたことにより自身の「均衡」を崩し、

エリヌスと共に冥都二ヴヘンムに自身を縛った。

そして彼の遺志は実体としてヘルヘンム洞窟に宿り、

自身とエリヌス、そしてニヴヘンムを永遠に封じる役目を帯びた。



・覇道の炎神メロロウス

地上の太陽「炎」を生み出し、

その使い方を人に説いた者。

「勇気」と「絆」を司る存在。

現在のウールカ砂漠の辺りを統治していたとされる。

裏鏡神は「悲観」と「執着」を司る恐怖の従者エアルフ。


古代神戦争において、

忌神に加勢したエアルフとその軍勢の奇襲を受けた彼は、

弱き人々を守るために単身で勇敢に戦った。

見事に勝利し、エアルフを滅した彼は「覇道」の名を得た。

しかし同時に、鏡神を失った彼は地底の灼熱に沈んだ。



・静穏の水神テス

海を生み、大地に川を刻んだ者で、

唯一レイディアントに居場所を望まず、

静かに世と生き物を見守る役目を選んだ。

「平穏」と「歴史」を司る存在。

裏鏡神は「進化」と「退化」を司る時の立会者ヤプラ。


試すように、人に知恵と文明をもたらし、

その行方を見て楽しむヤプラに怒り、

彼の持つ全てを川に流し海に沈めた。


歴史に手を下したことを悔いたテスは、

自らも沈み、静かに消えていった。



・裁きの地神レイア

土や岩を生み、大地を創造した者。

地上の罪と罰を管理する役目を持つ。

「法」と「尊厳」を司る存在。

裏鏡神は「自我」と「冒涜」を司る劣生の童人セファイルシュ。


古代神戦争において、

セファイルシュは忌神に人の子を捧げ、保身の贄とした

そんな彼にレイアは怒り、裁きを下した。

セファイルシュは地底の暗闇へと押し込まれ、

大地の一部として封印された。


しかし鏡神を裁いた事により、自身も罪人となったレイアは

自身をも裁き、遥か地底で永遠の懺悔を背負うこととなる。

彼女は今も遥か地の底で、悔い続けているのだ。



・記憶の氷神レテ

神の中で、唯一感情を有しておらず、

彼女の冷たい息は全てを凍らせる。

人や神の記憶を、氷河に保存する役目を与えられた者。

「保持」と「高潔」を司る存在。

裏鏡神は「変容」と「不浄」を司る自由の拘束者ビンド。


古代神戦争において、ビンドと対峙した彼女は、

その記憶に触れ、感情を得た。

そして長い間触れ続けた幾多もの記憶と、

そこに宿る感情を理解した彼女は狂い、

自身を含めビンドやその軍勢も全て凍らせ封じた。

その巨氷は、やがてバルドール氷河の礎になった。



・魔造の雷神ソアール

魔法を管理し、その使い方を人に説く役目を与えられた者。

輝神レイディアによって造られた者であり、

魔法で悪事を働いた者を即座に罰するために、

天の力「雷」を与えられた。

「監視」と「責務」を司る存在。

裏鏡神は「背徳」と「怠慢」を司る蠢動の首謀者エスチェム


古代神戦争において、エスチェムは人間に魔法を教え、

人々をそそのかし、自身の駒とした。

忌神に加勢し、ソアールを倒そうとしたが、

輝神が授けた彼の「雷」には敵わず敗北する。


自身の責務を全うするために、

ソアールはエスチェムを封印し、

それにより自らも封印された。



・先見の風神ボルレア

吹き荒れる風を管理し、操作する役目を与えられた者。

天に浮かぶ神殿より、地上のあらゆる悪を監視する者。

輝神レイディアが最も信頼していた神でもある。

「庇護」と「未来」を司る存在。

裏鏡神は「反抗」と「過去」を司る未練の伝道者アスクリド


古代神戦争が勃発する前から、

アスクリドは、ボルレアと自分の格差を憎み続けていた。

戦争の最中、天の大陸を破壊し、そこに住む者を抹殺しようとするが、

ボルレアの神風と、レイディアの全てを照らす光によって阻まれる。


やがて、アスクリドは永遠の竜巻の中へ封じられ、

ボルレアもまた、レイディアが見守る中で封じられた。



・半人の戦神ミナーヴァ

弱き人々の中から選ばれた、正しき信者。

レイディアによって、人々を守る役目を与えられた。

深紅の鎧と、全てを防ぐ盾、全てを貫く矛を持つ。

「信仰」と「純潔」を司る者。

神々の中で唯一、裏鏡神がいない。


古代神戦争において、

各地を周り、忌神の軍勢から小さな街や村を守った英雄。

彼女に救われた多くの人々が、彼女の剣となり、盾となったという。

神々が消えた後、彼女はス・カディという男と愛し合い、国を興した。

やがて寿命を迎え、人生を全うした彼女は眠りについた。



・逆上の忠神ステュークス

神々の中で、誰よりもレイディアに忠誠を誓ったとされる。

元より役目と、司る事象をもたなかった彼は、

レイディアに認められようと、弱き人々に輝神の教えを説いた。

しかし、それでもレイディアから何も与えられなかった彼は

やがてレイディアを憎み、地底に引きこもるようになる。


そして闇の世界で、彼と同じ境遇を抱えていた者

忌教の布教者リグレットと融合し、

「憎悪」と「欲求」を司る闇の者となってしまう。


その事実を嘆いたレイディアは、彼に「忠神」の名を与え、

地底の静かな泉に、彼を封印した。


(彼を表鏡神とするかどうかは、現代においてもレイディア教会で議論されている。

しかし、リグレットの存在を踏まえた上で、元より彼らは鏡神であったという説もある。

近年ではこの解釈の派閥が多いので、ここでは表鏡神として扱う。)



構想/Production…HinataSato

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ