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能力が全てをすべる世界で剣術だけで成り上がる  作者: ホワイト
第三章

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第56話「大太刀VS太刀」

「そうか……じゃあ10分でお前から聞き出せばいいんだな?」

そう俺が言うと奴はは不満気な顔をしてこう言う

「私に勝つつもり?」

その言葉に俺は言葉ではなく、拳で答える。放った拳は素手で止められて奴もそれに返すかのように拳を俺に向けて放ってくる。

俺はその拳を避けながら一度その場から離れて目を瞑る。

(敵に手の内を晒すのは癪だが……)

「どうした?観念したか?」

そうあざ笑う奴を無視して手を前に出す。


(なんでだろうな……こいつは”少し”忘れっぽい俺でも何故かすぐに名前が出てくる。)


「妖刀 蒼我(そうが)!!」

そう叫ぶと大太刀(おおたち)が前に出した手の元に飛んで向かってきた。


ガシッとそれをつかみ、構えの姿勢に入る。

「自ら重い武器を持つとは……自殺行為だな!それにそんな動きの遅い武器なんて当たるわけないだろう」

そうちっとも臆していない


「確かに素早いお前にこの武器は当たらないかもしれない……だったらその場から動かないでくれ」


「動かない方が斬りやすい……」

そこで俺は瞑っていた目をゆっくり開く。

(能力……!!)


「は!?何を言って!!」

そうイラつきながら後ろ足を前に出そうとしたようだが、奴はその場からピクリとも動かない。


「なんで!?」


我龍(がりゅう)!!」

俺は混乱している奴の懐に一瞬で移動し、大太刀を振るう。

その大太刀は奴の腹を狙って斬る。


気絶させる程度にして、とうま(刀夜)の居場所を聞こうとしていたが、あの一瞬何か嫌な予感がして、”殺す気”で大太刀を振った。そして斬った。はずだ……なのに何故、


「なんで無傷で立っている?」

「互いに能力を使っただけだろう?動かなくなったのは予想外だったが、能力が使えれば回避は可能だ、」

「回避?手応えはあったけどな」

「質問ばっかだな!まぁいいか。お前が斬ったのは”花”だ。」

「花で防御だと?」

奴は手から1本の花を出す。


「”ディッキア”……世界一硬い花」


(おそらく能力で花は強化されている……あの一撃が通らなかったとなると決定打にかけるな。)


「考えている暇があるのか?爆発まであと5分だぞ?」


焦るな、考えろ、


あの花に俺の技は通らない…

あと5分で倒さないと…………

能力も使いすぎると種がバレる……

他にも花を使うのか?


脳内で考えが巡回している。


その様子を見て勝ちを悟ったのか

「私に能力を使わせたんだ、大したものだったよ。けどそれまでだ」

そう言って先程の花を拳にまとう。


「花は最強の盾にも最強の矛にもなる!」

そう言ってこちらに向かってくる。


それを見て俺は自分をビンタして、頭を冷やす。


「あ〜あ、何考えてたか忘れちまった!」


俺は考えることを捨てる。

(能力発動!)

そう心で叫ぶ。

(思うがままに戦う方が俺は戦いやすい!)

俺の視界に映る奴はまたしても動けなくなり、俺は再び大太刀を振るう。

「我龍!!」

今度は不意打ちではなかったから花を多く使ったらしく、カチンッという音を立てて俺の大太刀を止める。

「無駄だ。」

「まだだ!」

2発目、3発目と続けて絶え間なく同じ箇所を狙って斬る。


3発目の後、パリッと短い音がした。その壊れそうな反動で霜月は少し後ろに下がる。

「動ける!?(小声)」

(くそっ!!)


俺が4発目の攻撃をしようとした時、


俺の腹に蹴りが入る。

「なんで動けるのか?答えは1つ、制限時間があるからか?」


俺の能力は視界に入った人の動きを止める能力。ずっと視界に入れていても、10秒で効果は切れる。さらに、もう一度使うには1分間インターバルが必要。


この欠点におそらく奴は気づいている。なぜなら……既に戦闘態勢に入っているから。


ここで必ず仕留めると言わんばかりに花で武器を作る。

花紅(かべに)の太刀」


「爆発まであと3分だな!!その前にお前は死ぬけどな」

そう言って大声で笑う。


「その前に倒す!!」

大太刀を構えて……

今度は威力重視じゃなくて速度重視の技


速龍仙(そくりゅうせん)!!」


「マリーゴールド!!」


お互いの大太刀と太刀がぶつかり合う。

お互い1歩も譲らず太刀同士がぶつかり合ってキーーという音を立てる。俺の手は震えているが、奴の手はピクリともしない。全然余裕そうだ。


「互角とは本当に驚いたけど、このままじゃ私を倒せないよ?爆発まであと2分ぐらいだな」


(互角?手を抜かれてだけどな。それにしても爆発…、わざと何回も言って焦らせに来ている?)


太刀は気づけば目の前に来ていて、俺はジャンプして太刀の先端に乗る。


「爆発は本当にするのか?」

(そう爆弾とは言っていない。そしてあいつの能力の花では到底爆発なんて起こせやしない。)


「ハッタリだと?そうかなら試しに見せてやろう。」


「火の花……今からそれを出す。」

(こいつ本当に爆発を?)

警戒した俺はすぐにその場から離れるために太刀から飛ぼうとした時、

「逃がさない。」

太刀から花が生えてきて足に絡まり、その場から動けなくなる。


「死んじゃうかもね〜笑」

アハハッ!!

大声で笑い狂う


能力発動のインターバルまではあと…………30秒!!

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