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能力が全てをすべる世界で剣術だけで成り上がる  作者: 紡雪
第一章

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第5話「中間テスト1」

剛と戦ってからしばらく時間が経った。

俺たち三人は少しずつ仲良くなってきた。そんな中、学校では中間テストが始まっていた。

この学校では中間テストで筆記は行わない。ただし、

実技を行う。大きな森あるレースをクリアすることで合格となる。生徒の妨害はもちろん多くの先生方も妨害をしてくる。制限時間は日が沈むまで、

そんな説明を受けた俺は...

(残っている650人は1000人の中でも強者だからここからはさらに厳しくなる。)

「刀夜、一緒にゴール目指そうぜ。」

「ああ、着いてこいよ?」

(このレース透明化の能力を持っている剛は先生にも、生徒にもバレずに楽にクリアできそうだな...)


そう思いながらスタート位置に着く。

「序盤は人が多いから、一瞬で集団を抜けるぞ?」

「いや、お前の方が早いから先に行ってくれ、俺は透明化で後から追いつく。」

「了解!」

(剛のことを気にしなくていいなら、俺は少し本気で走るか...)

そんなことを考えていたらやばいオーラを纏ったある人物が目に入る。

(天堂無月そりゃあ生き残ってるよな...あいつには会わないように行こう...)

「剛、あのやばいオーラの奴にだけには関わるなよ?一瞬で死ぬ。」

っとだけ言うと

「俺も一つだけ、俺を見失ったら俺を信じて前へ進め!」

「わかった...ゴールで会おう。」


「中間テスト開始!」

先生の宣言と同時にスタートする。思った通り序盤で能力者同士の妨害が起こっている。目の前には非能力者からしたら、”地獄”と思うだろう光景が広がっていた。

(一瞬で突破する!)

刀を抜いて剣術を使おうとした時だった。

背筋が凍る.....。

嫌な予感がした。俺は使おうとしていた剣術から防御に切り替え。

「冬の盤「冬眠冬華」」

その後すぐに物凄い衝撃が走る。

氷に囲まれた俺は中から薄っらと外の様子を見た。

(巨大な.....竜巻...)


「一旦落ち着きなさい。服が汚れます。」

若い一人の男性教師がこの竜巻を出したようだ。

「風系の能力か?」

そうつぶやくと、

「4分の1当たりです...私の能力は「風林火山」」

(なるほど...今のは風か)

「250人程度は逃しましたが...私を倒さない限りは残りの400人は進めませんよ?」

剛が心配だったが...この竜巻は殺傷能力が低い。無事に進んでいてくれ...。

(俺は.....この人を倒すのはめんどくさいから普通に竜巻を突破する。)

俺は走りって勢いをつけてから飛び、竜巻に突っ込んで強行突破しようとした。


その瞬間...竜巻に炎が舞い上がる。

(ふう)()

「この竜巻は火で殺傷力が増しました。ここからは突破しようとするものを削っていくでしょう。」

(いや、思いっきり自然を削ってますけど?)

っと思ったが修繕班がいるんだったな...

「それにしてもスルーは悲しいですよ...せっかくあなたに興味が湧いているのに.....あの時咄嗟にガードをしたのはあなたと数名だけでしたからね。」

(春の盤は桜が燃えるから使えない..風林火山....めんどくさいな、倒すしか手はないのか?ーーーーーーいや、やっぱり意地でも強行突破する!)

「出し惜しみしてもしょうが無い...」

俺は目を瞑り、息を大きく吸ってから息を長く吐く

そして目を開けると同時に刀を抜く。


「春の盤、(あき)(ばん)春花秋月(しゅんかしゅうげつ)」」


周りの人は俺が何もせず刀をしまったと思う。

俺はすぐにトップスピードで走り出す。

「無駄ですよ?炎をまとった竜巻は強行突破は出来ない!」


「そうだな..竜巻が”あれば”だけどな。」

俺が竜巻に突っ込む瞬間、竜巻は真っ二つに切れる。

「何ですと?竜巻を切ったというのですか?ですが残念でしたねその先には念の為、”山の能力”で作った15mの壁があるので通れませんよ。

「俺の斬撃の射程は30mだ!」

壁は既に切れており、目には見えないスピードで俺は先程いた地帯を突破する。

「は、早すぎる...」

教師はつぶやく


もう切った山すら見えないところまで来ていた俺は

(少し派手な技を使ったけど...俺の予想が正しければ...)


一方先程いた地帯では.....

「誰だ?誰が竜巻を切ってくれたんだ?」

「誰でもいい!出遅れた分急ぐぞ〜!」

「何先に行こうとしてるんだ?どけ〜!!」

といった会話が広がっている。


(人が多かったし、猛スピードで抜けたからな...俺がやったとわかる人はそんなにいないはず...)


「剛...無事に着けよ!」










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