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能力が全てをすべる世界で剣術だけで成り上がる  作者: 紡雪
第二章

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第45話「体育祭12【最悪の目覚め】」

三回戦第6試合は圧倒的能力差で第17位の 高遠(たかとう)大輝(たいき)さんが準々決勝へコマを進め、

続いて

三回戦第7試合は第30位の 石井(いしい)(もえ)さんが準々決勝へコマを進めた。

そして三回戦前半の最後の試合が始まる。


「では!三回戦第8試合を開始します!」

「まずは第13位の (おがみ)慶悟(けいご)さんです!二回戦は不戦勝でまだどんな戦い方をするか分からない人物です!対して相手は強力な炎の能力を使う第10位の 明神(みょうじん)火火季(ひびき)さんです!」


「それでは試合開始!」


「炎で燃やし尽くす!」

そう言って真っ赤に燃える炎を右手に炎を放つ。

「脳筋で勝てると思うな!」

対して慶悟は水を右手に圧縮して放つ。

お互いに放った技はお互い相殺し、煙がフィールドを埋め尽くす。


刀夜視点

(真っ暗だ……)

「…………き……!!」

微かに佐保姫の声がする。

(何だ?)

「……おき……!!」


「……起きろ!!」


やっと聞こえたその言葉で俺の視界は天井を見ている。そして俺は何かを察知する。誰かが俺の部屋のはずなのにいる。


「誰だ!?」


俺は刀を構えてそちらを見た時にその人物の顔が見えて驚く。


「何の用だ?」


「次の試合が終わったらあなたの試合だから起こしに来たのよ、如月刀夜くん」


(くん……って……)

不敵な笑みを浮かべてそこに立っていたのは海神琴だった。少し経ってから海神はテレビをつける。


春雨(はるさめ)!!」

空から高圧力で殺傷力の高くなった水が雨のように落ちてくる。その速度は音速の”3倍”


「水は圧縮すれば石でも切れる。」


「お前達はいつも甘い!!」

炎で鎌を構えて自分の頭上で回転されて音速の3倍の速度の雨を防ぐ

「うるせぇ!!」

急に声を荒らげた慶悟は


降雨激零(こううげきれい)!」


水で作った光線を防ぐので手いっぱいの明神に容赦なく撃ち込む。


ドーン!!

それは命中すると同時に轟音が鳴り響くと同時に再び煙でフィールドが見えなくなる。


「まだまだ俺の”弟”の仇はこれからだ!」

「…だから!」

その言葉で俺達の周りの煙を吹き飛ばして


「あたしはその弟君から勝負を仕掛けられて仕方なく!!」


そう叫ぶ

「とぼけるな!」


観客席

「何か因縁の相手みたいだな……」

そう光樹がつぶやく。

それに対して闇鬼は光樹に向かって声を掛けようとした。

「あのさ……こんな時に言うのは……」

そこまで闇鬼が言いかけて下城が隣で叫ぶ。


「思い出した!拝って苗字の子は中間テストで私が迷子になった時に目の前で倒された人の名前よ!」


「なるほど……その時に何かあったというわけか……」

光樹が顎に手を当ててつぶやく。


慶悟視点


明神は俺の先程の光線を炎と龍が巻きついた剣に持ち替えて防いでいた。

「まだ使いたくはなかったけど……」

不動尊(ふどうそん)の炎!!倶利伽羅剣(くりからけん)


双龍炎門地(そうりゅうえんもんじ)……」


先程よりスピードが大幅に上がって剣に巻きついていた龍が叫びながら俺に向かって来る。


雨雨(さめだれ)!!」


二人の技がぶつかり合う。

ドーーーーン!


ザーーーーー

砂漠なのに雨が降り始める。

(はぁ……はぁ……)

倒れていた俺に明神は近づいてくる。


「あんたも本当は気づいているんじゃないの?」

俺は歯噛みする。


「あんたの弟はあの時少しおかしかった…!」


中間テストの最中

「おい!どこに行くんだ?」

「……俺に着いてくればいい…」

(いつもの 郁斗(いくと)なら慎重に動くはずなんだけどな……)


(……確かにあの日の郁斗はおかしかったけど……あいつは郁斗を”殺したんだ”!!)



「それであたしの勝ちでいい?」

俺は動こうとするが身体が動かないどころか炎が俺の身体を蝕んでいる気がした。


「……もう動けねぇーよ!降参だ!」

俺は不本意な感じで言い捨ててそう宣言する。


「三回戦第8試合明神火火季さんの勝利です!」


「次の試合の人は準備してください!」


「次は…殺す……!!」

俺はそう言い捨てて闘技場を出る。


刀夜視点

俺は今廊下を走っていた!

(まさか次がもう俺の試合だったとは……)


三回戦第8試合終了3分前


「いつまでここにいるんだ?」

「だから君が次の試合だから起こしに来たのよ」

「何を言っているんだ?俺の試合は第13試合だぞ?」

「だって私が多くの生徒を棄権させたからこの先しばらく試合がスキップされるからね……」


「……は?」


そんなこんなで今俺は猛烈に急いでいる。

(間に合うか!?)

俺の首筋に一滴の汗がつたる。


観客席視点

「あのさ兄ちゃん!」

「なんだよ?闇鬼」

「智美がいたんだ……」


???視点

「クソ!!あのタイミングで起きるとは……それにあの刀は本当に私の力でも抜けないのか……」

そう部屋の端でブツブツとつぶやきやがて

「来たか……」

その不敵な笑みを浮かべる








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