表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
能力が全てをすべる世界で剣術だけで成り上がる  作者: 紡雪
第二章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

36/61

第36話「体育祭3【シードに選ばれた者の実力】」

俺と下城はすぐに医療室へ走る。

そして剛のいる場所まで来る。そこで剛は既に目を覚ましていた。

「本当にすげぇよお前……」

俺は剛にそう声をかける。

「ありがとう!」

剛は”無理をしたような”笑顔で言う。

「最初にナイフが見えるように投げて相手にナイフは透明化できないと意識させたところもすごいわよ……」

続けて下城も褒める。

「気づいていたのか……」

ポリポリ頬を指でかいて照れている。

だが……すぐに悲しそうな顔をする。俺はそれに気が付き

「どうか……したのか?」

剛にそう聞いた。すると、

「爆発を受けた時の怪我が酷くて……第二回戦には出れないそうなんだ……」

そう悔しそうな顔をして言う。

俺と下城は何も喋れない……


「まっ、生き残れただけいいってもんよ!次はお前たちだ!勝てよ!っても下城はもう生き残り確定だけどな笑」

剛は明るさを取り戻してそう言う。空気が明るくなり、そこから俺たちはさっきの試合について詳しく語り始めた。そして……ある放送が流れる。


「一回戦最後の第54試合が始まります!選手は入場してください!」


俺たちはアイコンタクトで頷き合い、

「勝ってくる!」

俺はそう言う。

「俺もここから見てる!」

そう言って剛は試合の中継が映るテレビを指さす。

俺と下城は病室を出て観客席に戻る。

(俺の試合は……第25回戦、最後の方だな……)

俺はそこでふと気になる。

「下城お前は何回戦なんだ?」

俺は気になったことをそのまま聞く。

「え?1試合目からだけど?」

そう下城は答える。

「っていうことは……」

「うん!決勝で当たろうね〜」

そう明るく言ってくる。

「いや……試合最初じゃん……」

「うん!そうなるね。」


俺は試合の直前まで迫っているのに余裕な感じでそう言う下城を不思議に感じた。

「緊張しないのか?」

俺が聞くと……歩くのを止めて、


「……私って意外と強いよ?」


そうニヤリと笑う表情で俺の方を向く。

「じゃあ、私このまま準備室行くね〜」

そこで俺と下城は別れる。


観客席に戻ると……

「次の試合、第3位の試合らしいぜ?」

「まじかよ?やっぱり圧倒的なのかな?」

そんな会話をしている人が多くいた。


(何言ってるんだ?次の試合は下城だろ?)

そう思いながら席に座る。

(そういえば下城の戦っているところってあまり見たことないような……)


「下城の奴強いのかな?」

そうつぶやいてちょうど席に戻ってきた時に下城の試合が始まる。フィールドは森のようだ。


「二回戦からは司会者がマイクで戦況を伝えていきます!今回の試合の目玉はやはり、第3位の下城咲希さん!その相手は第25位 深良(ふから)美結(みゆ)さん!どんな試合を見せてくれるのか?」


「え?下城が第3位?」

俺は驚きのあまり声に出す。

「では!二回戦第1試合始め!」

その合図で試合は始まる。

まず、下城は薙刀を取り出す。


(あの薙刀は見たことある。)

そう、中間テストの最後の時下城が持っていたものだ。

「解放……江戸…」

そこで刀を持った20代ほどの男性が召喚?される。

「行け…」

その下城の一言でその者は木の枝を足場に立ち止まることなく森を駆け抜け、深良美結の元に向かう。

深良美結は目の前に急に現れたその男性に反応をして、氷の能力?を使う。

……がその男性をその攻撃はすり抜け、能力の反動ですぐには動けない彼女をみね打ちで倒す。

(強っ…)

俺は刀を使っているからわかる…あの男性は恐ろしく強い。

「解除……」

そう言って下城は背を向けて闘技場から出ていく。


「決着〜!」

「試合時間は……なんと約10秒!相手は決して弱くわない!ただ、彼女が強すぎるだけだ!」


(下城ってあんなに強いのか……)

俺は初めて知り、その強さを目の当たりにして冷や汗が出る。同時に疑問が生まれた。

(なんであんなに強いのに俺たちなんかとつるんでいるんだ?)

そう思った時、光樹が暗くなっている。

「あいつと準決勝で当たるとか最悪かよ……」

頭を抱えてそう言う。


こうして下城はベスト32に入る。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ