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能力が全てをすべる世界で剣術だけで成り上がる  作者: ホワイト
第二章

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第28話「能力の覚醒」

ここに来て1週間が経った。

俺達はまず、戦いの基礎を教えてもらい……模擬戦を行うことになった。


「能力の使用は禁止だ!遠慮はなしで二人で同時に来い」

智美がそういい俺と闇鬼は同時に走る。

まず最初に闇鬼が智美の背後を取る。そして背中を蹴る。……が躊躇した。

「躊躇をするな!実戦なら死んでいるぞ?」

そう言ってノールックで闇鬼の足を掴み投げる。

「闇鬼!」

(少女って感じの見た目なのに軽々と俺達を投げ飛ばすって……どんな怪力だよ)

俺がそう感じていると。

「戦闘中に戦闘以外の考え事をするな!」

その声に俺は拳が飛んでくると予想してしゃがむ。だが安直な行動を取ると智美は予想しており、拳ではなくチョップが飛んでくる。


ドンッ

チョップと言ってもあの怪力が当然反映されている……

「痛ってぇぇー!!」

俺は思わず頭を抑えて転がり回る。


「大丈夫?兄ちゃん……」

闇鬼が心配して俺に聞く。


「ああ、大丈夫だ!」

(嘘!!くっそ痛い!)

俺が心の中で悲鳴を上げていると

「全く、とんだつよがりだな……いやブラコンと言うべきか?」

智美がそう言いながらこちらに歩いてくる。

続けてこう語る。

「いいか?お前達は二人で一人だと考えて戦え!連携ができるようになれば私には勝てなくても、ある程度強敵と戦えるようになるだろう!」


(連携か……)


「次は闇鬼の暴走についてだ。」

そう智美が行った時だった。

「おぉ!やってるね〜」

そう言いながら歩いてきたのは龍華だ。

「龍華様!また抜け出してきたんですか?」

あきれながら智美が言った時だった。


ドーーーーン!!


眩しい閃光と同時に轟音が鳴り響く。

目を開くと……


目の前にあった自然溢れる庭、龍華が住んでいる屋敷、ほとんどが半壊しており、火事になっている場所も多々あり、至る所から悲鳴が上がる。


「火を消せ!水系の能力者!」

「龍華様は無事なのか!?」


そういった声が聞こえてくる。

智美は龍華の前に立ち、俺達にこう言う。


「お前達!ここの小屋にいろ!絶対にここから動くなよ!」


俺達が気づくと二人は目の前から消えており……

「兄ちゃん…どうしよう?」

闇鬼が震えた声で言ってくる。

その後も何度も爆発音が聞こえる。

(一体何が……?)


ドンッ


そんな物音がして後ろを向くと……


龍華がいくつもの切り傷があって、気を失って倒れていた。

「おい!大丈夫か?」

俺が聞くのと同時に

「智美は!?」

闇鬼も必死に質問する。

反応はないので安静にベッドに寝かせておく。


そこで……悲鳴が止んだ。

(もう収まったのか?)

そう考えて俺達は恐る恐る小屋のドアを開ける。

そこに広がっていた光景は……

「これが……」

闇鬼がそう言いかけた時だった。


「おい!まだ生き残りが居たぞ!」

「やっぱりあの小屋怪しいって言ってたのにな〜」


そう言って男性二人がこちらに向かってくる。そして俺達を見てあることに気づく。


「ありゃ?まだ餓鬼か?」


一人は斧を持っており、もう一人は銃を持っている。


突然銃を持った男がドーン!!と一発俺たちに向けて撃つ。そこで瞬時に”敵”であると判断して、俺は光速で闇鬼を担ぎ、それを避ける。

(能力者が攻めてきたって事なのか?)

あらためてそう確信する。


「驚くべき反応力の速さだが………」

銃の男が何かつぶやいている。

(とにかくどちらか一方を倒してから……)

そんなことを考えていると……


「兄ちゃん後ろ!!」

闇鬼が叫んで後ろを向くと避けたはずの銃弾が追ってきている。

(なっ!!)

俺が驚くと、すぐさま闇鬼が闇の能力を使い、銃弾を闇で包んで無効化する。

「闇鬼!助かったありがとう……」

俺は銃弾が止まったことに安心して足を止めてしまう。

そう……もう一人の男を思考から外してしまっていた。


「うぉぉぉ!!」

上から叫び声が聞こえて俺と闇鬼が上を見あげると、もう一人の男が俺達の身体の約3倍ぐらい大きい斧を振りかざしてくる。


俺の脳では智美から先程言われたことを再生していた。


「戦闘中に戦闘以外の考え事をするな!」

胸に突き刺さってくる…俺は戦闘以外の事を考えていてもう一人の男の事を思考から消していた……。


トンッ


俺は闇鬼に優しく吹き飛ばされる。


「闇鬼!!」


ドーーーン!!


轟音と共に血が飛び散る音がする。

(馬鹿野郎……こんな俺をを庇いやがって……)

俺は闇鬼の元にすぐさま向かう。


「兄……ちゃん……」


俺は震えた手で闇鬼を支える。

「ごめんな……こんな兄ちゃんで……」

闇鬼の深い傷を見て俺は涙が止まらなくなる。


「餓鬼にしては頑張ったんじゃないか?」

そう言ってもう一度斧を振りかざす男。


「どけ!!!」


俺から眩しい閃光が溢れて大人の男性を吹き飛ばす。男性は頭を打って気絶する。

そして曇ってしまっていた空から光が差し込む。


「まさかこの餓鬼!能力を覚醒しt」

そこで銃の男性の声が途絶える。

俺が肘で溝打ちを光速で食らわせて気絶させたからだ……

(なんだろう?さっきより3倍は速い気がする……)

そこで俺から溢れる閃光が消える。


俺はゆっくりと倒れて動かない闇鬼の元へ近寄る。

「闇鬼……頼むよ……」

俺は両手で闇鬼の腹の傷口を抑える。だが、ただ……俺の手が赤く染まっていくだけだった。


「うぉぉぉ!!!!」


とにかく俺は叫んだ……そうして俺は地面を見る……

そこで俺の両手は光り出す。

俺はそれに気づき、再び前を見ると……


「傷が…塞がっている?」

闇鬼の腹の傷口はまるで嘘みたいに跡形もなく消えている。

「一体……何が?」

俺は驚いたが……

すぐに微笑んで気絶して動かない闇鬼に抱きつく。

その微笑んだ顔は一人の兄としての気持ちが詰まっていた。

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