第10話「中間テスト6」
「俺は覚悟を決める!」
何人かが俺に向かってくる。
「テストの状況は見ていました。10位撃破にあの技……大変恐ろしい。手合わせ願います。」
そう言ってまず一人の教師が俺に攻撃してくる。
(生徒に対しては目立ってないだろうけど、教師陣は俺達の様子を見ているから知っているのは当然か……)
ふぅ〜ひと息吹いて俺は
「妖刀 四季!!」
「俺を守れ...」
その一言で刀は俺に向かってくる技を弾き飛ばす。
本当に色んな能力が飛んでくる。けど……
炎、水、氷、風、毒、光線など、あらゆる能力による攻撃を妖刀四季は自動で剣術を使い、俺を守ってくれる。
そこで周りの教師とは少し雰囲気の違う教師が来る。
俺は刀を握り
「春の盤、秋の盤「春花秋月」」
俺は進みながら剣術を繰り出す。……が
ドーン!!
能力?か分からないが爆発して俺の剣術は相殺される。
「少し、調子に乗りすぎだ…」
俺は爆煙から出てきた教師に顔を掴まれて地面に叩きつけられる。
「ガハッ!!」
それに反応して妖刀四季は「春の盤「桜の波動」」を発動してくれる。
俺はふらつきながらも立ち上がる。
「今ならまだ”退学”を宣言すれば、命だけは助けてやるよ!じゃなきゃ本当に死ぬぞ?」
(消耗してなきゃ……)
いや、これは自分に対しての言い訳だ、体力の調整をしないで戦いすぎた俺の落ち度だ……
(だからこそ!!)
「春の盤、冬の盤「春冷え」」
「春に桜が咲いた頃、冬の寒さが戻ってくる……。」
刀から出る桜は教師の周りを回り囲んでいく、
「なんだ!?」
その桜は気づけば一瞬で氷となり、教師は氷漬けになり動けなくなる。
「確かに俺は子供だし……未熟だ...けどな!だから成長出来る余地があるんだよ!」
俺は動けない教師をみねうちで斬る
「ふん!見事だ……」
教師を突破して
(この学校に来て新しい剣術を初めて作れたな……)
そう思いながら駆け抜ける。
ゴール前3m、ゴールにいた人が見える。
そこに居たのは紛れもない最強。第1位だった。
「あの時の貸しを返してもらうぞ?俺の要求は一つ、お前が10位と戦った時の力を見せてくれ。」
天堂は刀を抜く。
「安心しろただの興味本位だ。手加減はする。」
(おいおい、嘘だろ?最後の最後までこの中間テストは……しかもあいつが技を出せばここにいる全員が巻き添えを食らう。)
「待て!やめろ!」
案の定、教師も焦っている。
「俺が満足したらな?この試験は退屈すぎた……」
「行くぞ?”エジソン”」
雷の龍が出現してまるで龍が空を泳ぐようにこちらに向かってくる。その際に数十人もの教師、生徒が巻き込まれ直撃はしていないのに感電して気絶をしている。
(本当に時雨が可愛く見えるな……)
ゴール側から来ているので、俺はゴールから遠のいてしまうが仕方なく森の方へとまた走っていく。
……っが、雷の龍は俺を追尾してきているため、逃げることは不可能だと悟る。さらに天堂もこちらに猛スピードで向かってきている。
(ゴールは目の前だし……残りの体力を全て使う!)
そう……あの龍をぶった斬る!そしてゴールに入り込む。この中間テストの最後の試験。
「春の盤 解放!」
「神刀 佐保姫!!」
俺はそのまま剣術を繰り出そうとした。
そこで俺の視界は真っ暗になる。
「あれ?俺は……」
「今のお主の力じゃあの技は切れぬよ…諦めよ」
(誰だろう?)
そこには一人の女性が立っている。
「お主が解放したと”思い込んでいる”佐保姫じゃよ。」
(思い込んでいる?)
「ここはわしとお主だけが来れる精神世界、少し話そうと思うてな。」
「まず!お主の使っている神刀は力の10%も出せておらん。」
「そりゃあ消耗仕切っている中使ったから」
「違う!あの、時を止める奴と戦った時もじゃ!そもそもなぜお主がわしの力を使えているのか分からんのじゃ……普通この精神世界でわしが試練によって認めた時のみ力を分け与えることで使えるようになるんじゃが……まぁ良い。」
その言い方だとつまり……
「俺がお前に認めてもらえればいいんだな?」
「礼儀がなってないの〜わしは春の神様じゃぞ?少なくても”前の妖刀四季”の使い手はもっと礼儀正しかった……」
(俺の前に使っていた人?)
「まぁ良い...今から試練を始める。」
そう言って桜が目の前に来て、気づけば場所は桜の木に囲まれたお寺であった。
「どんな試練でも強くなれるならなんでもやってやるさ。」
正直今の状況に混乱していたが……今は強くなりたい……。言うことを聞くしかなかった。
「では試練の内容を言うぞ?桜の木から落ちてくる桜をキャッチするじゃ!」
(うん?桜をキャッチ?子供の頃よくやったなぁ〜じゃないんだよ……これが試練?)
「ちなみに1枚でも取ればいいんだな?」
(流石に途方もない数字とかだろ?)
冗談交じりで言ったのだが……
「ああ!1枚でも取れば認めてやろう!」
(合ってんのかよ!本当に簡単すぎないか?この試練……)
そう思いながら桜の木の下に行く。
「制限時間はなしで良いぞ?いつでも諦めて貰っても構わん。ただ諦めた時点でお主の意識は現実世界に戻される。」
「まぁー待っているのは……”死”だろうけどな。」
「始め!」




