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MINKU 時空を超えた物語  作者: 榊 直 (さかき ただし)
1章 コングと小さい女の子、そして魔女
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第5話 コングと魔女と剣ミンクー

 「あの子は・・ちいはどうしているかな?」とコング。


「ミンクーを連れて行ったね。やはり違う世界とやらがあるのだね」


「魔法で何か見えないのか?その世界とか」


「さすがに無理ね」魔女も諦め顔(あきらめがお)だ。


外で大きな音がした。剣と剣がぶつかり合う音だ。


「なんだ?」コングは窓から外を見た。剣を持ったミンクーに似ているが、

少しがっちりしている生き物が大勢戦っている

。

「剣ミンクーさ。今日は戦いの日なのだね。この所、内戦(ないせん)ばかりしている。


この国も良くない事が起こり始めているのさ。黒の国の噂(うわさ)は聞いたかい?」魔女はコングに尋ねた。


「噂で聞いた事がある。黒の国の魔物が、少しずつ結界(けっかい)を超えて、こっちに来ていると」


コングは険しい表情になった。


 剣ミンクーの戦いはさらに熱をあびた。

「今夜は忙しいね」魔女がため息をついた。「なぜだ」コングが聞いた。


「あの剣ミンクーたちが戦いで負傷(ふしょう)する者がいるだろう。それがこっちにくるのさ」


「治療するのか?」剣ミンクーの数は100ぐらいいる。コングはぞっとした。


「まぁ、私の魔法は使わないけどね。もっぱらミンクーが治してくれる。


でも夜はミンクーたちがいなくてね。ミンクーは夜行性(やこうせい)じゃないから。


私の魔法は回復が少ししかできなくてね。悪いがミンクーを探してきてくれるかね?


お城に少しばかりいるんだよ」


「探してくる」コングは立ち上がった


剣ミンクーの剣と剣がぶつかり合う音がまだする。


お城をくまなく探したが、3匹のミンクーしかコングは探しだせなかった。


時刻は夜の12時を回っていた。


「これで全部だ」コングは3匹を魔女に差し出した。


「少ないね。仕方がないね」魔女は窓から外を見た。剣ミンクーの戦いは終わったようだ

。

魔女のお城の入り口にたくさんの負傷した剣ミンクーがいた。


「入れてください」入口の扉をノックしている。


「さあ、来たよ。開けてあげるかね」


「フリザコン!」呪文を唱えて結界を解いて扉が開いた。剣ミンクーがブワッと押し寄せてきた。


 「痛いです」「助けてください」皆、助けを求め、ぶつぶつ言っている。


魔女は剣ミンクーに呪文を唱えた。


「パリント」一匹の剣ミンクーのキズが治った」


「一匹ずつやるのか?時間がかかりそうだな」コングは心配した。


「だから今夜だけでは無理だ。明日の朝にまた新たにミンクーたちを捕まえてやるしかない。


さあ、次の番だよ。治してあげるよ」魔女もコングも眠たかったが、頑張った。



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