その五(七十二話の)ハクブン作の大ロボ
「第七十二話 西のダンジョンその八」でハクブンの描いた大ロボを挿絵にしてみました。
落書きなので果たして需要があるのか分かりませんが、いよいよマルタンの実戦となるため、参考? になればと思ったりしています。
画像は一枚、470x652px。JPEG標準圧縮で26.5キロバイトです。
一応明記しておきますが、商用利用以外ならご利用OKです。
追記:リンク修正
そこで、ケイトさんのオーガキング討伐計画では、人型の巨大ロボみたいなものを作って、魔力の糸で操るのかと思い聞いてみたところ、
「巨大ロボ? なんだそれは?」
と興味津々と言った感じで聞いてきたので、オレが知っている巨大ロボについて説明をした。
人が乗って操縦したり、魔道具のようなもので遠隔操作したり、命令したりする。
巨大ロボは意のままに動いて、敵を撃破する。
なんて話をすると、
「ちょっと絵を描いてみろ」と言われた。
巨大ロボか……
上手く描ける自信がない。
正直よく分からないのけれど、そんなオレよりもケイトさんのほうがよく分からないはずだ。
そこで巨大ロボの想像図を描いてみることにする。
上半身は逆三角形にして、腕はぐるぐる回るようにした、
そして顔だ。
今回はV字型の一本眉毛にへの字口の強面にしてみたところ、出来上がった巨大ロボはかなり強そうに見える。
うん、悪くはない。
ついでに大きさの比較対象の棒人間を描けば完成だ。
オレの描いた絵を見て、王子とユーシンがすごく嬉しそうにしている。
「ちょっと大きすぎないか? ダンジョンだぞ」
ケイトさんにそう言われて、棒人間を消して大きく描き直す。
巨大ロボは身長四、五メートルくらいの大きめロボになった。
「手はないのか? これはドリルなのか?」などと聞かれて、
「手は描くのが難しいし、ドリルのほうが強いです。何しろ飛びますからね。左手は鉄球です。こっちも強いですよ」
と説明をすると、
「ロマンがあるな……計画変更だ」
そう言って、にんまりと笑った後、
「設計図を作るからこの紙をくれ」と言って、オレの描いた巨大ロボの絵を手にして自室へと帰っていった。