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14-4

「すぐに辞めて!」


そう叫んで、王子を振り向く。


「ユリウス!魔法を全て無効果して!!!」


王子は反射的に魔法を無効果する魔法をかける。


『勇者』の魔導書で、勇者がこの魔法が使える事を、

私は知っていた。


それから、子息の様子をみ、低位全体回復魔法をかける。


しばらくすると、苦しそうに息をしていたのが収まり、

青みががっていた顔は、正常な顔色に戻ってきた。


子息の部屋に、おおおっと言う声が満ちる。


グノワール卿は子息の手を取り、

今は規則正しい息をしている子息に、涙を溜めている。


「ありがとうございます、ありがとうございます」


何度も何度も、くり返している。


グノワール卿が落ち着いたのを見て、

応接室へと移動した。


「本当にありがとうございます、感謝しかございません、

 それにしても、どうやって息子を助けて下さったのですか?」

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